日本初、全国の中高生の海に関わる研究を支援するマリンチャレンジプログラム 8/7(月)から全国5か所で中間発表会を実施、59チームが参加します
株式会社リバネスは日本財団と、海洋分野での課題を見つけ、人と海との未来を創り出す仲間づくりのため、課題研究支援プログラム「マリンチャレンジプログラム」を2017年度より開始しました。初年度となる今回は、海・水産分野・水環境に関わるあらゆる研究に挑戦する中高生研究者59チームが採択されました。研究資金助成の他、全国の大学・研究機関の所属するアドバイザー13名とともに研究サポートを行っています。
本プログラムでは、これまでに全国を①北海道・東北②関東③関西④中国・四国⑤九州・沖縄の5ブロックにわけ、それぞれの地域で10〜14チームを選出し、6月から研究支援を行って参りました。
2017年8月7日(月)〜27日(日)に、採択された59チームによる中間研究発表会として各地区大会を開催致します。本大会の結果、各地区より選抜された3〜4チーム、計16チームは、追加の研究資金助成と、2018年3月に東京で開催予定の「マリンチャレンジプログラム 全国大会 〜海と日本PROJECT〜」への出場権を得て、さらなる研究の一歩を踏み出します。
本大会の審査員は、大学・企業の研究者らで構成され、大学・企業・学校の枠を超えて、研究に対する熱いディスカッションが行われます。大会当日はさらに、海に関わる研究者による講演も行われ、参加する中高生に最先端の海の研究について知ってもらいます。
■マリンチャレンジプログラム
<募集テーマ>海・水産分野・水環境に関わるあらゆる研究
<募集対象>中学生、高校生、 高等専門学校生(3年生以下)による2名以上のチーム
<助成内容と採択数>
・一次採択: ①北海道・東北②関東③関西④中国・四国⑤九州・沖縄の5ブロックで各10〜14チーム(計59チーム)に研究費5万円
・二次採択:5ブロックの一次採択チームから各3〜4チーム(計16チーム)に研究費5万円
<2017年度研究サポート期間>
・一次採択チーム:2017年6月〜12月(地区ブロック大会で二次採択とならなかったチームは12月にリバネスが主催する中高生のための学会「サイエンスキャッスル」(全国4会場で開催)を目指して研究を続けます)
・二次採択チーム:〜2018年3月
採択チーム・研究テーマ一覧は、マリンチャレンジプログラムウェブサイトからご覧いただけます。
https://marine.s-castle.com/
(マリンチャレンジプログラムは「海と日本PROJECT」の一環で実施しています)
【マリンチャレンジプログラム 〜海と日本PROJECT〜】
■開催概要
<北海道・東北大会>
日時:2017年8月7日(月)9:15開場、10:00~17:00(予定)
場所:仙台国際センター 会議棟「白檀」(〒980-0856 宮城県仙台市青葉区青葉山)
<関東大会>
日時:2017年8月9日(水)9:30開場、10:00~17:15(予定)
場所:TEPIA先端技術館4F TEPIAホール(〒107-0061 東京都港区 北青山2-8-44)
<関西大会>
日 時:2017年8月24日(木)9:15開場、10:00~17:00
場 所:ATCホール O’s棟南館6F コンベンションルーム1(〒559-0034 大阪府大阪市 住之江区南港北2-1-10)
<中国・四国大会>
日時:2017年8月22日(火)10:00開場、10:30~17:15(予定)
場所:アステールプラザ(〒730-0812 広島県広島市中区加古町4-17)
<九州・沖縄大会>
日時:2017年8月27日(日)10:30開場、11:00~17:00(予定)
場所:JR博多シティ10F大会議室(〒812-0012 福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1 博多駅直結)
■当日のプログラム
1.開会式
2.参加チームによる口頭発表
3.海洋研究者による講演
4.ポスター交流会
5.授賞式・閉会式
■発表テーマ/チーム
地区 | No | 研究テーマ | 研究代表者所属校 |
北海道・東北 | 1 | 藻類を活用し、海水中の有用な金属イオンを回収する基礎的な研究 | 福島成蹊高等学校 |
北海道・東北 | 2 | イシクラゲを活用し、湖沼や海水中のセシウムイオンを回収するための基礎的な研究 | 福島成蹊高等学校 |
北海道・東北 | 3 | イワノリの陸上養殖に向けた基礎研究 | 山形県立加茂水産高等学校 |
北海道・東北 | 4 | アカザラガイの新たな可能性について | 岩手県立宮古水産高等学校 |
北海道・東北 | 5 | 会津メダカから見る遺伝的攪乱の研究 ~ ご当地メダカを守れ ~ | 福島県立会津工業高等学校 |
北海道・東北 | 6 | 宮川の浄化力に関する研究 ~地元の河川からみる自然の浄化作用~ | 福島県立会津学鳳中学校 |
北海道・東北 | 7 | 塩害土壌を植物を使って克服する | 福島県福島市立渡利中学校 |
北海道・東北 | 8 | 閉鎖型陸上養殖の可能性を探る | 福島県立福島高等学校 |
北海道・東北 | 9 | アルギン酸を用いたゲルの保湿効果の持続性について | 北海道釧路湖陵高等学校 |
北海道・東北 | 10 | 八幡川河口に復活した干潟の生物調査 | 宮城県志津川高等学校 |
北海道・東北 | 11 | 気仙沼市大川における鮭の遡上と水質の関係について | 宮城県気仙沼高等学校 |
北海道・東北 | 12 | 季節による十八鳴浜の変化 | 宮城県気仙沼高等学校 |
関東 | 13 | 膜を用いた”海水淡水化”への挑戦 ~イオン分析による膜の性質の調査~ | 国立大学法人 千葉大学教育学部附属中学校 |
関東 | 14 | 水産王国やまなし ~山梨の経済を救いマス~ | 山梨県立甲府第一高等学校 |
関東 | 15 | 藻類の胞子が濁流の中でどのようにして接着するのか ~水中用瞬間接着剤の発明にむけて~ | 浦和実業学園中学校 |
関東 | 16 | 小型ROVについて | 富山県立滑川高校 |
関東 | 17 | トビハゼが転がる方向に規則はあるのか | かえつ有明高等学校 |
関東 | 18 | カワモズクの培養 | 浦和実業学園高等学校 |
関東 | 19 | 人気の高い擬似餌から考察する肉食魚類の嗜好性 | 栃木県立馬頭高等学校 |
関東 | 20 | 緑色光照射が及ぼす魚類の成長速度の変化 | 浦和実業学園高等学校 |
関東 | 21 | 水の輪の研究 | 大磯町立大磯中学校 |
関東 | 22 | サンゴと共生藻に関する研究 | 玉川学園 |
関東 | 23 | 河口湖の個体群の調査 | 山梨県立吉田高等学校 |
関東 | 24 | 三浦の海の生物種の変化 | 三浦市立初声中学校 |
関東 | 25 | 水中探査のためのロボットの製作 | 早稲田大学本庄高等学院 |
関西 | 26 | 植物系油吸着材による吸着効率と油吸着材の開発について | 兵庫県立明石北高等学校 |
関西 | 27 | 兵庫県沿岸の海産魚のエラに寄生するMicrocotyle属単生類の形態・分類学的研究および系統分類確立に向けての試み | 白陵高等学校 |
関西 | 28 | ウミホタル(Vargula hilgendorfii)の発光に伴う行動をひきおこす刺激の探究 | 白陵高等学校 |
関西 | 29 | 褐虫藻とイソギンチャクの共生について | 関西学院千里国際高等部 |
関西 | 30 | 四日市市の河口におけるカニの生息状況調査 | 三重県立四日市四郷高校 |
関西 | 31 | 水生昆虫の脱皮殻に付着するキチン分解微生物の海水中での挙動 | ルネサンス大阪高等学校 |
関西 | 32 | ヒトデの腕再生における自己認識システム | 神戸市立六甲アイランド高等学校 |
関西 | 33 | ハレム形態を持つ雌性先熟魚2種におけるハレム構造・生態の違い | 高槻高等学校 |
関西 | 34 | ロボットを使用した保全活動研究 | 鈴鹿中学校 |
関西 | 35 | ブライニクル現象の再現とメカニズムの解明 | 大阪市立東高等学校 |
関西 | 36 | 海洋における太陽光パネルの効率的な発電方法の研究開発 | 愛知工業大学名電高等学校 |
関西 | 37 | 海洋環境保全のためのバイオセメンテーション技術の開発 | 国立和歌山工業高等専門学校 |
関西 | 38 | ヘドロは本当に肥料になるのか? 〜MAP(リン酸マグネシウムアンモニウム)作りに挑戦〜 | 清風高等学校 |
関西 | 39 | 淡水魚と海水魚における養殖 | 香里ヌヴェール学院 |
中国・四国 | 40 | 海水の固形成分を定量する | 岡山県立倉敷天城高等学校 |
中国・四国 | 41 | 瀬戸内海における牡蠣養殖パイプの汚染の実態調査 | 山陽女学園高等部 |
中国・四国 | 42 | チリメンモンスターから見た海の環境 2017 | 岡山県立玉野高等学校 |
中国・四国 | 43 | 尾道市向島沿岸部におけるアサリの生息環境の把握に向けた調査研究 | 学校法人尾道学園 尾道中学校・高等学校 |
中国・四国 | 44 | 天日塩から培養できる好塩性・耐塩性微生物の研究 | 愛媛県立今治西高等学校 |
中国・四国 | 45 | 降河回遊種モクズガニの遡上経路としての海と川の連続性の評価 | 金光学園中学・高等学校 |
中国・四国 | 46 | CO2★2は下付き★がミズクラゲに与える影響~捕食行動に着目して~ | 愛媛県立松山南高等学校 |
中国・四国 | 47 | 江田島市の海辺の生き物と環境条件について | 江田島市立大柿中学校 |
中国・四国 | 48 | 宍道湖ヘドロ電池の電圧回復について | 島根県立松江南高等学校 |
中国・四国 | 49 | 海草と漁場 | 岡山学芸館高等学校 |
九州・沖縄 | 50 | ウミホタルの餌に関する嗜好性解析 | 福岡工業大学附属城東高等学校 |
九州・沖縄 | 51 | 水中における太陽光発電にせまる | 沖縄県立八重山高等学校 |
九州・沖縄 | 52 | サンゴの卵を回収するシステムの開発 | 独立行政法人 国立高等専門学校機構 沖縄工業高等専門学校 |
九州・沖縄 | 53 | ウデナガカクレダコの観察学習 | 北部農林高等学校 |
九州・沖縄 | 54 | サメの年齢査定法の開発と魚の生活史解明 | 熊本県立宇土高等学校 |
九州・沖縄 | 55 | 魚類の感じるストレスや影響,それに対する逃避行動について | 福岡県立新宮高等学校 |
九州・沖縄 | 56 | 北九州平尾台カルスト 広谷湿原の復活(面積測量と地下水)+ ラムサール条約 | 東筑紫学園高等学校 |
九州・沖縄 | 57 | アリアケスジシマドジョウの保護に向けて | 佐賀西高等学校 |
九州・沖縄 | 58 | 捨てられるウニと菌で農業を元気に | 鹿児島県立鶴翔高等学校 |
九州・沖縄 | 59 | 牛糞肥料・干潟土壌による水素発生~雑草から水素を発生させる研究~ | 熊本県立第二高等学校 |
■見学申込み受付
見学者(中高生・学校教員・一般)を募集しています。お申し込みは、下記URLをご参照下さい。
マリンチャレンジプログラム ウェブサイト
https://marine.s-castle.com/
本件に関するお問い合わせ先
株式会社リバネス 瀬野
Email: [email protected]
Tel: 03-5227-4198