【2017年12月8-9日】静岡雙葉高等学校・中学校にて出前実験教室を実施しました

【2017年12月8-9日】静岡雙葉高等学校・中学校にて出前実験教室を実施しました

2017年12月8日(金)から9日(土)まで、リバネスは静岡雙葉高等学校・中学校(静岡県静岡市)にて、中学3年生から高校1年生を対象に「ホタルの光の化学反応」をテーマとする出前実験教室を実施しました。

「ホタルの光を応用した未来の見える化ツールを作ろう」と題し、ホタルの生物発光のメカニズムを活かして、身の回りの見えないものを「見える化」することを目指す研究体験を行いました。

ホタルの光る仕組みは、ルシフェリン(基質)とルシフェラーゼ(酵素)による化学反応です。実験教室初日は、まず熱や酸・塩基による酵素の変性により、その反応が阻害され、光が変化することを確認しました。その後、見える化できたら便利なものや、見えなくて困っているものをピックアップし、学んだホタルの光の仕組みを利用して見える化できないか、研究計画を立てました。たとえば、ホタルの光は高温でタンパク質が変性し、輝きが失われます。これを利用すれば、ホタルの光は温度という見えないものを見える化するツールとして活用できるはずです。

2日目は、1日目に立てた研究計画をもとに、実験に取り組みました。「微生物が育ちやすい環境」「空気中の酸素」「食べ物の甘さ」といったテーマが設定され、実現に向けて試行錯誤しました。
実験教室の最後には、研究の成果を全体に向けて発表しました。

今回の実験教室では、興味のある研究計画を参加生徒自身で立てて実験し、実験結果から生まれた新しい疑問を次の研究のタネにする、という研究のサイクルを体験してもらいました。

参加生徒からは、
・誰もやったことのない、答えのないことを追究していく楽しみが一番印象に残った
・予想外の結果が出ることも多々あったけれど、「これはどうなるんだろう」と思いながら実験するのはとても楽しいものでした
・研究というと難しく、真面目なイメージが強かったけれど、研究は自分が疑問に思ったこと、知りたいと思ったことを深く探求できるものなのだとわかりました
・研究職に就くことも自分の将来の選択肢の中に入りました
・身近にも研究すべき「答えのないもの」がたくさんあることに気づいた
といった感想が寄せられました。

【概要】
日時:2017年12月8日(金)13:30-17:30, 9日(土)12:30-16:30
会場:静岡雙葉高等学校・中学校
対象:中学3年生-高校1年生 42名
主催:株式会社リバネス

リバネスでは、答えのない課題に挑戦できるような出前実験教室を全国の小中高校で行っています。実験教室の実施をご希望の方は以下のお問い合わせ先にご連絡ください。


【お問い合わせ先】
教育開発事業部
TEL:03-5227-4198
E-mail:[email protected]