【実施報告】東京農業大学の大学院生がグローバル学術リーダー育成アジア研修の参加報告を学内で行いました

【実施報告】東京農業大学の大学院生がグローバル学術リーダー育成アジア研修の参加報告を学内で行いました

2018年2月26日、昨年12月に実施したグローバル学術リーダー育成アジア研修の参加学生による参加報告会が東京農業大学にて行われました。(研修概要はページ下部に記載)

報告会ではまず、アジア研修の実施に携わった東京農業大学の教員から今回の報告会の趣旨をお伝えした後に、リバネスから研修の目的と概要をお話しして、参加学生による報告を行いました。

9名の参加者のうち、大学院生である修士課程1年3名、修士課程2年2名、博士後期課程1年2名の計7名が、研修に参加したきっかけや目標、研修と通して得た気づきと学び、そして今後の活動目標についてそれぞれ発表しました(以下、発表内容を抜粋)。

修士課程1年の学生

「この春からの留学が決定していて、その前に留学前にサイエンスコミュニケーションの経験を積みたいと思い参加した。大学の研究者にアポイントメントをとるときは、リバネスの事前研修で学んだ事を意識した。自己紹介、相手との関連性、訪問を迫る熱意を込めたメールを作成し、一旦断られてもめげずに何度も挑戦することで訪問を実現させた。是非、来年も色んな学科の人が参加してもらいたい。」

修士課程2年の学生

「修士終了後の就職が決まっているという立場から、将来のキャリアに活かせる経験がしたいと思い、この研修に参加した。企業訪問では、ビジネスの視点から世界の食事情や農業の話など、自分の関心のある分野の話を聞くことが出来た。研修を通して自分のキャリアビジョンを考え直すきっかけになった。」

博士後期課程1年の学生

「将来のビジョンの参考になるかなと感じて参加をした。起業家の方の「新しいことを始める上で必要なことは、自分が興味がある分野や業界でまず行動を起こしてみてから考える」という話が印象的だった。帰国後に議論を重ねる中で、博士同士で考えやアイデアを持ち寄り共有して、お互いに良い研究をしていけるように盛り上げる企画を主催しようと思う。」

発表を行った学生それぞれが独自の視点から研修参加を振り返った

報告会を終えるにあたって同学教員の方からは、今回の海外研修が研究活動をスタートした学生達にとって非常に良い機会だったと思う、との感想をいただきました。

リバネスでは、今後も科学技術の発展と地球貢献を実現するという理念の下、将来の科学技術の未来を担う大学生や大学院生、また高校生を対象にした海外研修をアジア、アメリカ西海岸地域で実施していきます。ご興味のある方は担当者までお問い合わせください。

担当者:国際開発事業部 前田・秋永

お問い合わせ先:[email protected]

***グローバル学術リーダー育成アジア研修の概要***

実施日程:2017年12月10日(日)~ 12月16日(土)

※9月より3回の事前研修を国内で実施

実施場所:シンガポール、マレーシア

参加者:東京農業大学農学研究科 学部、博士前期、博士後期課程学生9名(教員1名)

実施内容:現地の企業・大学への訪問、プレゼンテーション及びディスカッション、海外で活躍する日本人研究者の講演など

訪問場所:

<シンガポール>

・企業及び政府研究機関:Leave a Nest Singapore Pte. Ltd.、Samurai Food Pte. Ltd.、Fusion World、Panasonic Factory Solutions Asia Pacific Pte. Ltd.

・大学機関:Singapore University of Technology and Design (SUTD)、National University of Singapore (NUS)

<マレーシア>

・企業及び政府研究機関:Malaysian Bioeconomy Development Corporation Sdn. Bhd.、Revongen Corporation Sdn. Bhd.

・大学機関:University of Malaysia (UM)、Monash University Malaysia、Universiti Putra Malaysia, Halal Products Research Institute(UPMHPRI)

研修の詳細はこちらのプレスリリースもご覧ください