2019年9月タイビジネス視察ツアーを開催しました。

2019年9月タイビジネス視察ツアーを開催しました。

2019年9月18日(水)〜21日(土)、タイのバンコクにてリバネスと連携するタイの政府機関や大学研究機関、企業、スタートアップを訪問し、タイのディープテック分野のビジネスエコシステムを知るビジネス視察ツアーを開催しました。

 

これまで、農林水産業、観光業、製造業を中心に発展してきたタイは、近年、Thailand 4.0 というイノベーション政策を掲げ、国を挙げて新興企業への投資を加速させています。民間でもアクセラレータープログラムやインキュベーターが次々と創成され、ベンチャーエコシステムの盛り上がりを見せています。そのような環境で生まれたタイのベンチャーの中には、養殖業などの元々の強みを発展させようとするケースの他、逆に弱みである水処理や洪水の対策、交通渋滞や、ガスの配給の不備、医療・ヘルスケアの提供機会の不足等、喫緊の社会課題に取り組むベンチャーが多く存在します。人々の生活に直結するこれらの社会課題(ディープイシュー)に、技術やアイディアを使って正面から取り組むベンチャー企業(ディープテック・ベンチャー)と出会うことで、タイの課題の構造を一つ一つ理解することできます。また、それらのベンチャー企業との連携を視野に入れながら、課題を解決し得る技術展開の方法を考えることで、タイやその他の東南アジアを起点とした、自社の新規ビジネスの展開を図ることが可能です。

 

今回のツアーでは、現地の機関を訪問し、政府機関やベンチャーの生の声を聞くことで、日本の国内からは知ることの難しいガスのインフラやヘルスケアなどのタイ特有の課題の裏側を発見しました。

また、日本の強みであるものづくりのノウハウや機能を、それらが不足するタイのベンチャーと組み合わせることで、彼らの課題を解決しながら市場を拡げる新しいビジネスのアイデアを見つけることができました。

 

KMUTT Knowledge Exchange for Innovation Center (KX)にてタイ国内唯一のFabLabを見学

 

タイのベンチャーReadRingの視覚障害者向け安価な点字変換デバイスのものづくり課題を解決する方法を、日本のものづくり企業と協議

 

最終日には、リバネスが主催する、タイのディープテック・ベンチャーが集う「TECH VENTURE MEETUP in Thailand」を見学し、ベンチャーのビジネスや課題解決への情熱を通してタイの課題の構造とビジネス展開の可能性を探りました。

 

リバネスは、今年度、シンガポール・マレーシア・フィリピンでも東南アジアの課題解決と新しいビジネスの種を探索するビジネス視察ツアーを行います。

 

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ツアーに関する問い合わせ:

株式会社リバネス 国際開発事業部
電話:03-5227-4198
email:[email protected]
担当:秋永、武田