【実施報告】11/2 (土) 実践女子学園の中学生を対象に酵母発酵およびDNA鑑定に関する実験教室を行いました

【実施報告】11/2 (土) 実践女子学園の中学生を対象に酵母発酵およびDNA鑑定に関する実験教室を行いました

株式会社リバネスは、実践女子学園中学校3年生13名の生徒を対象に2019年11月2日(土)に酵母発酵およびDNA鑑定に関する実験教室を実施しました。酵母発酵、制限酵素処理、電気泳動という3つの実験と交流会を通じ、バイオテクノロジーの基礎を学ぶとともに、科学への興味関心を高める内容を目指し企画しました。講師はリバネスの伊達山(奈良先端科学技術大学院大学、バイオサイエンス博士)が務め、自身の経験を踏まえて研究の魅力を伝えました。それを受けた生徒達からは、「初めて使うマイクロピペット操作や電気泳動実験は難しいと感じたが、実験手順を順に踏むことで自分たちでも操作ができ、理解ができた」という声がきかれ、困難だ思ったことでも一歩ずつ進めばできそうだという気持ちの変化が見受けられました。

今回の実験教室は、パン作りに適した酵母をDNA鑑定を用いて特定するというテーマのもと始まりました。はじめに、酵母の発酵実験を通して、パンを膨らませるためには酵母の働きが重要であること、さらに最適な温度条件が必要であることを学びました。その後、狙いとする酵母を特定するために、酵母のDNA配列を識別するためのDNA鑑定(制限酵素処理実験、電気泳動実験)を行いました。生徒たちは初めて使うマイクロピペットにどきどきしながらも、真剣に取り組む様子が伺えました。そして最後に、今回の実験を振り返りながら、講師の今までの経験をもとに「たとえ難しそうに見えることでも着実にできることを重ねることで到達できる」というメッセージを伝え、実験を締めくくりました。
実験終了後はTAとの交流会として、TAそれぞれの研究テーマを紹介するとともに研究者を目指したきっかけや研究の魅力を話しました。積極的に生徒からの質問が飛び交い、今まで知らなかった夢のある研究の世界を垣間見たようで終始目を輝かせていました。

電気泳動実験:アガロースゲルにDNA溶液を入れる生徒

 

DNAバンドを確認し、歓声をあげる生徒たち

【本実験教室概要】
日時:2019年11月2日(土)14:00-17:30の時間帯に実施
場所:株式会社リバネス 東京本社
対象:実践女子学園中学校 中学3年生 13名
実施テーマ:酵母発酵とDNA鑑定実験

リバネスでは、最先端の科学やものづくりのアイデアを用いた実験教室を様々な学校や学年を対象に実施しております。ご興味をお持ちの方は下記お問い合わせ先までご連絡ください。

【本件に関するお問い合わせ】
株式会社リバネス 花里・内田
メールアドレス:[email protected]
TEL:03-5227-4198