【企業向け】研究アドバイザー助成金を開始しました
株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長COO:高橋 修一郎)は、このたび、中高生の研究活動のアドバイザーを発掘・育成するための研究アドバイザー助成金を開始いたしました。
本サービスの企画概要
研究アドバイザー助成金は、中高生の研究活動に対して専門的なアドバイスを行うアカデミアの若手研究者(以下、研究アドバイザー)に対する研究助成を行うことにより、中長期的な人材育成の観点から対象分野の発展を目指す取り組みになります。
本サービス導入は、以下の流れに沿って行います。
(1)導入企業へのヒアリングを通じて、募集対象となる分野の絞り込み
(2)リバネスが、研究アドバイザー候補者を募集(募集期間2ヶ月)
(3)書類審査、面談審査を通して、助成する研究アドバイザーを決定(審査期間2ヶ月)
(4)リバネスが、研究アドバイザーと中高生の研究チームをマッチング
(5)研究アドバイザーによる中高生へのサポート、また導入企業との定期的な議論(活動期間6ヶ月程度)
本サービスを通じて、導入企業は専門性を持ちかつ高い社会性を持つ若手研究者との繋がりを得ることが可能です。採用活動や共同研究先探索とは異なる手法で優秀な若手研究者とのつながりを得ることができることに加えて、自社に関連する分野の次世代、次々世代にもリーチすることで中長期的な視点に立った教育CSRに参加することができます。
背景と想い
リバネスは設立以降、学校向けの出前実験教室を通した研究体験の提供と探究的な活動の支援を行って参りました。2012年より中高生のための学会「サイエンスキャッスル」を実施、2016年からは中高生のための研究助成「サイエンスキャッスル研究費」を設立し、これまでのべ430の中高生チームを支援、研究アドバイスを行って参りました。さらに、2019年よりアカデミアの研究者による研究アドバイザー制度を導入し、すでにアカデミアの若手研究者を中心に168名が研究アドバイザーとして活動しています。
その中で、研究アドバイザーに登録するアカデミアの研究者へのヒアリングを通じ、彼らが、中高生の研究支援を行うだけでなく、自身の研究成果や専門性を社会と繋ぐ積極的な志向を持つことがわかって参りました。そこで、研究アドバイザーへの研究助成を行うことは、企業の教育CSRを加速するだけでなく、実社会のなかで価値を発揮することに高いモチベーションを持つ若手研究者と企業との直接的な繋がりを生む場になるのではないかという着想が生まれ、本サービスは開始に至りました。これまで、研究計画に対する助成は広く行われてきましたが、次世代の研究のアドバイザーになるという研究者の姿勢・行動に踏み込んだ研究助成はこれが初めてになります。
本サービスは、賛同いただいた株式会社フォーカスシステムズとともに公募を行い、すでに2名の研究アドバイザーに対して研究助成を発表しております(リンク)。また、現在、これらの研究アドバイザーとともに研究活動を実施する中高生の研究チームの募集も行っています(リンク)。
参考リンク
中高生のための学会サイエンスキャッスル https://s-castle.com/about/
サイエンスキャッスル研究費 https://s-castle.com/grant/
お問い合わせ
詳しい内容については、以下までお問い合わせください。
株式会社リバネス 教育開発事業部(担当:立花)
E-mail:[email protected]
TEL:03-5227-4198