オンラインにて聖学院中学校・高等学校でホバークラフト開発に関する実験教室を実施しました

オンラインにて聖学院中学校・高等学校でホバークラフト開発に関する実験教室を実施しました

株式会社リバネスは、聖学院中学校・高等学校(学校長 伊藤 大輔)において、2021年7月3日,10日に中学2年生から3年生の希望者41名を対象に、「人も自然も守るホバークラフトを開発しよう!」というタイトルのもと実験教室を実施しました。本実験教室は、同校が実践している「グローバルイノベーションラボ」という枠組みの中で実施しました。また、昨今の事情を鑑みて、オンラインで学校側と講師をつなぐ形態を取りました。

実験教室では、学校とリバネス東京本社・大阪本社を接続し、複数のオンライン会議ツールを併用することで、離れた場所にいながら、生徒と講師たちが同じ場所にいるような状態を作り出しました。地球環境に優しいホバークラフトの開発を工学研究の視点で実験・開発を行いました。これらの実験を通して、ものづくりのアイデアは簡単・シンプルな方法で手を動かして形にしてみることを生徒の皆さんに伝え、モノづくり研究に興味を持ってもらうことを目的としました。

最初の講義では講師の研究経験を導入として、地上・水上・雪上など足場を選ばず進むことのできるホバークラフトの特徴と長所を紹介しました。
ホバークラフトの作製・開発場面では、Zoomのブレイクアウトルーム機能を活用して、担当TAとともに各班での活動を行いました。1日目は、キットを組み立ててホバークラフトが浮上する基本構造を学び、2日目は班ごとに推進用ファンをつけて前に進むホバークラフトの開発に挑みました。浮いたまままっすぐ前に進むようにするためには機体の形や推進用ファンの位置を工夫して重心をうまくとらねばならず、子供たちは夢中で試行錯誤を重ねていました。
開発の後には制限時間以内に1mのコースを走り切るデモ走行を行い、その結果と考察を開発時の工夫点と合わせて口頭発表してもらいました。
どの班も自分たちが開発したホバークラフトについて思い入れを持って熱く発表をしてくれました。

今回の実験教室のポイントは、基本構造を改造する体験を通して「やりたいことは簡単・シンプルにやってみる」というモノづくりの基本を学んだことです。高いハードルを最初から越えようとするのではなく、小さなステップを踏んでいくことによってモノづくりのアイデアを具現化していくことを、今後も生徒の皆さんが意識してくれるように願っています。

〔参加した生徒の感想〕
・実験教室の内容に関する感想
・ホバークラフトがとても面白かったのでまたほかのことでもいいのでなにか作ったり改良したりしてみたいです。
・なかなか一筋縄では行かず、でもどんどん進化しているところがとても面白かったです。
・改めて、航空宇宙システム学科がある大学を目指してみたい

・オンライン実施に関しての感想
・手を上げて聞きづらいような人でもすぐ質問ができるところがいいと思いました。
・現地にいなくても、最も良い先生に指導していただけた

〔概要〕
日時:2021年7月3日(土) ,10日(土)  13:00-16:00
会場:聖学院中学校・高等学校
対象:中学2~3年生 41名
タイトル:「人も自然も守るホバークラフトを開発しよう!」
講師:株式会社リバネス 戸上 純 (学術博士)

リバネスでは、答えのない課題に挑戦できるような出前実験教室を全国の小中高校でオンサイトまたはオンラインにて行っています。実験教室の実施をご希望の方は以下のお問い合わせ先にご連絡ください。

■お問い合わせ先:
教育開発事業部
TEL:03-5227-4198
E-mail:[email protected]