第74回日本生物工学会大会のシンポジウムに、代表取締役社長CKOの井上 浄が登壇し、講演を実施しました
創立100周年記念となる第74回日本生物工学会大会 (2022)において、弊社の代表取締役社長CKOの井上 浄が、登壇、講演を実施しました。同大会は、テーマを「輝ける次の100年へ向けてーバイオテクノロジーが拓く未来社会」と掲げ、2022年10月17日〜20日の4日間にわたり、一般講演や各種シンポジウムを実施しています。
同大会では、本部企画として以下のシンポジウムを企画・実施され、その中で井上が講演を行いました。
名称:未来産業の創造に向けた産学官連携プラットフォーム
オーガナイザー:林 圭 氏 (三和酒類)・岡 賀根雄 氏 (サントリーホールディングス)・藤村 朋子 氏 (サントリーホールディングス)・明石 貴裕 氏 (白鶴酒造)
シンポジウム趣旨:
第4産業革命は、産業界において同質的なコスト競争から付加価値の獲得競争への構造変化をもたらし、その変化は複雑、高度、そして速くなり続けている。産・学・官が、イノベーションの創出による新たな価値の創造に貢献していくためには、それぞれが互いを対等なパートナーとして認識し、新たな価値の創造を志向した本格的な連携が重要となっている。こうした背景を受け、産学官連携のプラットフォームづくりに第一線で関わっている先生方をお招きし、ご講演を頂くことにより、その認識を深め、未来産業に向けた新たな価値創造への一助としたい。
講演内容:
- 研究成果の社会実装を進める知識製造/○井上 浄 (株式会社リバネス)
- 社会的課題コロナに対しての連携~飛沫防止フェイスシールドの迅速開発~/○山田 賢治1, 齊藤 昌典2, 白井 宏樹3 (1サントリーホールディングス, 2凸版印刷, 3理研)
- 「大分宇宙港」実現に向けた挑戦 宇宙規模で愛される「おんせん県おおいた」を目指して/○堀 政博 (大分県庁)
同講演では、産官学連携促進の仕掛けについて事例やリバネスが取り組む各プロジェクト(リバネス研究費、L-RAD、超異分野学会などの研究応援プロジェクト、およびTech Planterなどの創業応援プロジェクトの各活動)を紹介し、産官学が参画するプラットフォームの重要性や価値についての紹介を行いました。また、連携の発展として、「未解決の課題を科学技術の集合体で解決する」ことの社会的意義について紹介しました。
また、リバネスが取り組むサイエンスブリッジコミュニケーションの重要性、そのブリッジコミュニケーションにより実現する「知識製造」の考え方について、ご紹介しました。
また、QPMIサイクルに基づく研究者的思考による社会課題解決のアプローチについては、聴衆からQuestionの重要性についてのコメントも発信頂きました。
第74回日本生物工学会大会について
会期:2022年10月17日 (月) ~10月20日 (木)
大会テーマ:輝ける次の100年へ向けてーバイオテクノロジーが拓く未来社会
会場:Zoomによるオンライン形式
URL:https://www.sbj.or.jp/2022/