【実施報告】東京都立大学にて、トランスファラブルスキル研修を実施

【実施報告】東京都立大学にて、トランスファラブルスキル研修を実施

リバネスは、サイエンスブリッジコミュニケーションを核とした人材育成プログラムの実践を通じ、創業以来20年間、博士人材のキャリアの開発を手掛けて参りました。このノウハウとネットワークを生かし、大学生・大学院生向けに実践的にトランスファラブルスキルを鍛えるプログラムを、大学等と連携して実施しています。

参考)博士学生対象、トランスファラブルスキルを鍛える実践プログラム実施大学を募集します

東京都立大学の博士後期課程の学生を対象にトランスファルブルスキル研修として、事前研修、超異分野学会東京大会2023おける実践研修を経て、事後研修を実施いたしました。

本研修は、同大学が実施している、「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」の一環として行われ、6名の学生が参加しました。

<開催概要>

実施日 概要
2022年12月22日(木)

13:00~15:00

 

事前研修:超異分野学会プログラム〜トランスファラブルスキルを鍛える実践編〜

場所:東京都立大学

講師:株式会社リバネス 人材開発事業部 伊達山 泉(博士)

ティーチングアシスタント:株式会社リバネス 人材開発事業部長 楠 晴奈

内容:専門外の人たちと交流し、仲間になるためには研究実績だけでなく、自分の研究をわかりやすく伝え、目指す姿や熱意を表現する力が求められる。本プログラムでは自身の研究や興味を主軸にした、心を動かすプレゼンテーションや共感をつくるコミュニケーションに必要な考え方を学ぶ。ワークでは自分の研究の熱を明らかにし、相手の心に残る言葉をつくる

2023年3月3日(金)-4日(土) 実践研修:超異分野学会 東京大会2023で異分野の人に自らの専門性を交えてプレゼンテーションを行い、具体的な一歩をつくる

場所:九段会館テラスコンファレンス&バンケット

内容:超異分野学会は様々な分野の研究者やベンチャー企業、自治体等が集まり、それぞれのテーマや成果を発信する場である。自分の熱を異分野の研究者にぶつけ、社会と接続した新しい視点を得ることを目的とし、ポスターセッションに参加する。

2023 年 3 月 7 日(火) 13:00~15:00 事後研修:ブリッジコミュニケーションで壁に挑み、道を開拓し続ける

場所:東京都立大学

講師:株式会社リバネス 人材開発事業部 伊達山 泉(博士)

ティーチングアシスタント:株式会社リバネス キャリアデザイン研究センター長 立花 智子

内容:実践で得た経験を振り返り、参加者同士で共有するとともに、自分たちの研究を社会や異分野に向けて「ブリッジコミュニケーション」を実践し続ける方法を考える。

事前研修では、様々な分野の研究者や異なる業界の企業などが集まる超異分野学会で相手にわかりやすい研究発表を行い、次の一歩を作るための研修を行いました。

事前研修の参加者6名のうち、2名が超異分野学会 東京大会2023に参加し、ポスター発表を行いました。さらに、そのうち1名はテクノロジースプラッシュで90秒の研究紹介を行い、ポスターには多くの訪問者が訪れました。

事後研修では、超異分野学会で発表しただけでなく、そこでの気づきを振り返り、言語化し、体験を経験へと昇華し、自らのキャリアにつなげていくことに取り組みました。もともと、超異分野学会に参加する前に感じていた異なる業界や分野の人に対する「無関係さ」や「場違い感」から視点が変わり、講師と共に超異分野学会を振り返るなかで「分野が異なっても興味を持ってもらえる事を実感した」「異分野でも連携できる部分が見つかり、視野が広がった」という気づきを言語化するとができました。さらに、事後研修では超異分野学会で出会った人と起こす次のアクションも決め、研修の先に本当のトランスファラブルスキルを活かす一歩を設計しました。


お問い合わせ
株式会社リバネス
キャリアデザイン研究センター  立花([email protected]