【8/5 超異分野学会大阪大会2023】パネルディスカッション:1億トンの籾殻アップサイクルを目指す

【8/5 超異分野学会大阪大会2023】パネルディスカッション:1億トンの籾殻アップサイクルを目指す

8月5日(土)15:40-16:30

セッションパートナー 株式会社サタケ

日本人、そして多くの東南アジア人の主食である「米」。私たちはより美味しい米を食べるために様々な技術を磨いてきましたが、その過程で多くの副産物も生み出しています。特に、現在は精米加工所からタダ同然で出荷され、助燃剤や肥料として使われている「籾殻」に着目します。年間で国内200万トン、世界で1.4億トンも排出される籾殻の価値を、技術の価値でどこまで上げることができるのか。本セッションでは特に機能性炭素素材やバイオカーボンといった工業的応用に注目し、議論します。

HIC

大会概要

実施日時 2023年8月5日(土)9:30-18:00
実施場所 オービックホール(大阪市中央区)
主催 株式会社リバネス
パートナー アサヒ飲料株式会社
株式会社池田泉州銀行
株式会社サタケ
東洋紡株式会社
株式会社バイオインパクト
長谷虎紡績株式会社
株式会社フォーカスシステムズ
マイキャン・テクノロジーズ株式会社
株式会社ユーグレナ
ロート製薬株式会社
URL https://hic.lne.st/conference/osaka2023/

1億トンの籾殻アップサイクルを目指す

登壇者

久田 光孝 氏
株式会社サタケ 海外事業推進室

滋賀県出身。滋賀大学経済学部卒。2000年、青年海外協力隊に参加。パプアニューギニアのジャングルで輸入米を食べる現地の人々に、稲作を推進する。帰国後、2003年にサタケに入社。海外営業部で、インド・フィリピン・ブラジル等へ同社製品の販売を行い、日本や海外の精米工場で発生する籾殻が有効活用されていない状況に気付く。現在は海外向けの新商品企画業務に従事し、籾殻高付加価値化に取り組んでいる。

井田 民男 氏
近畿大学 バイオコークス研究所 所長

1962年生まれ。大阪府出身。豊橋技術科学大学卒。同大学院修士課程修了。近畿大学熊野工業高等専門学校(現・近畿大学工業高等専門学校)勤務を経て、2000年、近畿大学理工学部に移り講師。2005年、アメリカの州立ケンタッキー大学にて在外研究。2014年より現職。様々な有機系廃棄物を原料にバイオコークスを製造し、その性状の研究を進めている。

小松 啓志 氏
長岡技術科学大学 物質生物系 助教

長岡技術科学大学物質生物工学分野、博士(工学)。専門は無機材料工学。産学連携研究員を経て、現職に。もみ殻由来の多孔質炭素材料の合成や構造評価に携わっている。産学連携研究員時代に燃料電池用途にむけた廃棄物由来の水素吸蔵材料開発に携わったのが、きっかけ。得られる多孔質炭素材料は、優れた水素吸蔵能力を有する。近年では先進医療を志向した水素放出材料の開発に携わり、水素を用いた新たなイノベーションの創造を目指している。

〈モデレーター〉
西山 哲史
株式会社リバネス 創業開発事業部 部長

筑波大学大学院生命環境科学研究科修了、博士(理学)。多方面の科学技術への興味が深く、バイオ、海洋、畜産等の分野で技術開発、事業開発のプロジェクトの立ち上げ、運営を行ってきた。未解決の課題“ディープイシュー”を科学技術の集合体“ディープテック”で解決する「TECH PLANTER」を統括し、アカデミア、ベンチャー、中堅中小企業、大企業の知識を集めて課題解決のためのプロジェクトを次々と生み出すことを目指している。

聴講・参加申し込み受付中

超異分野学会では、アカデミア、ベンチャー、大企業、町工場、自治体、中学・高校生など多くの皆さまの来場をお待ちしております。

お問い合わせ

本件に関するお問い合わせは以下までお願いします。

株式会社リバネス 大阪本社 研究開発事業部
担当:井上、石尾
MAIL: [email protected]
TEL:06-6125-5622