2023.08.16 Wed

【実施報告】明星中学校にて自作AIの開発に挑戦する実験教室「MEISEI AI Project」を実施しました

株式会社リバネスは、明星中学校・高等学校（東京都府中市）において、2023年7月13日（木）〜15日（土）に出前実験教室を行いました。本実験教室では、中学2年生136名が参加し、「MEISEI AI Project 〜AIを使い倒して面白学校生活を！〜」というタイトルの元、ロボットと画像認識AIの開発を行いました。この実験教室を通して、AIを身近に感じて自分自身でもどのように扱えるかを考えられるようになることを目標に、植物を支援するロボットの制作と、目的に応じた画像認識AIの作成を行いました。

【概要】
日時：2023年7月13日（木）~15日（土）
場所：明星中学校・高等学校
対象：中学2年生136名
タイトル：MEISEI AI Project 〜AIを使い倒して面白学校生活を！〜
内容：micro:bitを使ったAIロボットの開発、ヒューマノームアイズを使った画像認識AIの自作、ディスカッションワーク、プレゼン発表、専門家による特別講演

【当日の様子】
導入講義では、AIの活用事例やChatGPTの実演を通して、これからはAIを誰もが活用する時代になることと、当たり前のように使えるようになる一歩目として、今回は自分たちの手で新しいAIを作り出すことを伝えました。また、新しいAIを作り出すという挑戦において、失敗をすることもあるが、その試行錯誤も楽しもうという心構えを伝えました。

AIロボットを作成するパートでは、micro:bitを用いたプログラミングや、物体認識AIの使い方を学びつつ、植物を育てるための機能を備えたロボットの開発を行いました。

画像認識AIの開発のパートでは、プログラミングなしで扱えるヒューマノームアイズの使い方を学びながら、焼肉の焼き具合や人の顔を認識するAIを作成しつつ、このようなAIをどのように自分たちの学校生活に利用できるかを考えました。

3日目には、生徒が作ったAIを他の生徒に伝えるプレゼンテーションワークを行いました。特別ゲストとして、株式会社ヒューマノーム研究所の落合恵理香氏を迎え、生徒の作成したAIについてコメントをいただきました。また、落合氏にはご自身のAIの開発における取り組みと、新しい挑戦をする中での失敗談をご講演いただき、失敗をしても次に活かすように行動してほしいとメッセージを送られました。

これらの経験を通して、生徒はやりたいことのために自分自身の手でAIを作成できることや、新しいことに挑戦しつづけるためのマインドを学びました。

【参加した生徒の感想】

・講演を聞きAIについての意識が変わった。
・3日間ありがとうございました！いままではあまりAIやプログラミングなどなら興味がありませんでしたが３日間の講義やプログラミングをしてみて少し興味が湧きました。いろいろなことに使えるAIを作ってみたいです。
・AIやロボットの事を詳しく教えてくれて沢山のことがわかりました
・これからの生活でAIを使い、今の生活をより良くできたらいいなと思いました。
・AIなど機械系のことはあまり興味がなくすごく難しいものだと思っていましたが、この機会をとおして少し興味を持ったし、機械を扱うことは思ったより楽しくできました。
・最初はあまりAIに興味がなかったけど今回の教室を通して少し興味を持てたし、失敗を恐れないという言葉が胸に刺さりました。
・今回の実験教室を受けてAIやロボットの印象が変わりました。今回の経験を活かして家でもやってみたいし、今後の生活にも役立てられたらいいなと思いました。
・まずは、AIの使い方などの教え方が上手くてわかりやすかったのでどうにかできるようになったので面白かったです。AIやロボット制作などでも失敗がつきものでその失敗から何を学んで次どうしたらいいのかなどを考えトライアンドエラーを続けていくことが大切であるということもよくわかって響きました。
・自分自身プログラミングなどに苦手意識を持っていたので、これをやるまでは少し抵抗があったのですが、今回を通して楽しいものだということもわかったし、もっと自分でもやってみたいとも思いました。
・元々技術なんて興味のカケラもなかったのに少しだけ興味が湧いた。