植物成分の知られざる機能を発見せよ! 岩崎 公典

植物成分の知られざる機能を発見せよ! 岩崎 公典
熱帯生物圏研究センター マングローブ生物学部門遺伝資源応用学分野 岩崎公典さん(助教、博士(農学) 平良直幸さん(博士後期課程1年)

熱帯生物圏研究センター
マングローブ生物学部門遺伝資源応用学分野
岩崎公典さん(助教、博士(農学)
平良直幸さん(博士後期課程1年)

熱帯生物圏研究センター
マングローブ生物学部門遺伝資源応用学分野
岩崎公典さん(助教、博士(農学)
平良直幸さん(博士後期課程1年)

研究テーマ

生薬として使われる植物の成分から、がん細胞を選択的に抑制する活性成分を探しています。この研究が進めば、がんの種類に応じた低副作用の薬剤の開発に役立ちます。

研究の道に進んだきっかけ

(岩崎)大学生の頃から、実験や考えることが好きで、よく研究室に寝泊まりしていました。たとえ小さな発見でも、おもしろい!と思ったらとことん追究できるのが大学の研究室だったので、結局研究室を離れられなくなって今に至ります。
(平良)子どもの頃から「なんで?」とよく聞く子どもだったようです。専門学校卒業後の就職先での実験が楽しくて、大学・大学院への進学を決めました。実験を通して何かがわかることがおもしろいと思っています。

この研究のアツいところ

(岩崎)さまざまな植物を調べてみると、新しいがん抑制効果を示す分子が、まだ数多く存在していることがわかってきています。特定のがん細胞だけに作用する成分や、光に反応する成分など、退屈するヒマがありません。
(平良)生薬に含まれるある成分が、がん細胞の増殖を抑えるメカニズムを調べています。将来的に薬として開発することも見据えており、社会に直結した研究ができていてやりがいを感じています。

研究室のポリシー

(岩崎)研究テーマを決めるところから実験の進め方まで学生の自主性を重んじています。研究環境を独立させることで責任感を持つようにしたり、仲間の研究にアドバイスすることでコミュニケーション能力の向上を目指しています。
(平良)この研究センターの中では一番レクリエーションが多い研究室です。夏はバーベキュー、冬は鍋やラボ旅行など。やるときはやる、休むときは休むとメリハリをつけるのも大事です。