8月18日第1回教室を行いました
「多糖バイオマスの酵素分解を促進する因子の解析」に取り組んでいる一関工業高等専門学校にて、第1回の教室を実施いたしました。
講義の前に「東北バイオ教育プロジェクト」について、株式会社リバネスの熊谷が説明しました。
次に、主催の協和発酵キリン株式会社の都丸淳之(あつし)さんからご挨拶いただきました。
いよいよ始まった教室では、「研究の先を考えよう!」とタイトルした講義で、株式会社リバネスの岡崎が話をしました。
東北バイオ教育プロジェクトで育成を目指す人材像として、研究を産業に活かせるリーダー人材について説明しました。
参加した学生さんには、自己紹介と研究内容の紹介をいただきました。
第1回の教室では、研究は社会との関わりの中にあって産業にもつながるということで、特に研究の入り口にあたる社会の課題や世の中の疑問に目を向けてもらうワークにも取り組みました。
企業講演では、屋内型エビ生産システムを開発した株式会社アイ・エム・ティー専務取締役の野原節雄さんにお話いただきました。
一関高専の研究テーマである「多糖バイオマスの酵素分解を促進する因子の解析」の研究の入り口部分に関係が深いバイオマスとして、エビ殻、カニ殻が考えられる中、エビの陸上養殖について、その技術の重要性や開発の話などのお話の他、毎日エビ殻が大量に排出される現状を紹介いただきました。
講演の最後には研究素材として、エビの脱皮殻が野原さんから渡され、エールが贈られました。
最後には全員で記念撮影をして第1回教室は終了しました。
実際のエビ殻を原料に、さらに研究を進めて欲しいと思います。