東北バイオ教育プロジェクト 宮城水産高校が微生物の力でより高品質なサンマ魚醤づくりに挑戦!

東北バイオ教育プロジェクト 宮城水産高校が微生物の力でより高品質なサンマ魚醤づくりに挑戦!

宮城県水産高等学校では、「魚醤の高温発酵過程における微生物叢遷移の解析」のテーマで東北バイオ教育プロジェクトに採択され、2012年より研究活動を行っています。本研究は今年3月に開催された研究発表会「サイエンスキャッスル in Tokyo」で受賞するなど県外からも高い注目を集めています。

今年度は魚醤サンプル中に存在する微生物をDNA解析で調査してまいりました。このたび、その結果を活かし新たな魚醤づくりにチャレンジする研究型実験教室を11/7(木)に開催します。また、同日午後には、現3年生の研究を今後引き継いでいく2年生に研究プロジェクトの魅力を伝える実験教室も開催します。

<実験教室の日程>

学校名:宮城県水産高等学校

テーマ名:魚醤の高温発酵過程における微生物叢遷移の解析

日時:11/7(木) 3年生24名対象 10:00~13:00、2年生18名対象 13:25~15:15

場所:〒986-2113 宮城県石巻市宇田川町1-24

 

<東北バイオ教育プロジェクト概要>

バイオテクノロジーを基盤とした研究開発型創薬企業の協和発酵キリン株式会社(本社:東京都千代田区、代表:花井陳雄)と全国で先端科学教育を手掛ける株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表:丸幸弘)は、2012年9月から、東北地域の高校において今後のバイオ産業を担う次世代を育成する「東北バイオ教育プロジェクト」をスタートしました。このプロジェクトは教育面からの復興支援として実施致します。

本プロジェクトでは、生徒自身が地元の課題解決や産業振興にかかわる研究テーマ、実験計画を考案し、未知の研究課題に挑む研究実践型教育プログラム「Research Based Education(リサーチベースドエデュケーション)」を実施・サポートするとともに、バイオに関する先端的研究を東北の高校が中心となって進めるためのコンソーシアムをつくります。各学校は、研究に必要な協力者として、大学または研究機関の研究者を迎え、協和発酵キリン株式会社の支援を受けながら、継続的に研究を行うことを目指します。

また、子どもたちが自らテーマを決め、それをひも解いていく体験を通して、幅広い知識と論理的思考能力、課題解決能力を身につけ、東北の発展に貢献できる人材の育成につなげていきたいと考えております。

 

<東北バイオ教育プロジェクトWEBサイト>

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