第1回 TechPlanグランプリ 新潮流をつくる10チームが集結、 3月16日の最終選考会に挑む

第1回 TechPlanグランプリ 新潮流をつくる10チームが集結、 3月16日の最終選考会に挑む

2013年12月から募集を開始し、総勢36チームの応募があった第1回TechPlanグランプリ。書類選考を経て、3月16日の最終選考会に進出する10チームが決定した。当日は、10チームの熱きプレゼンテーションと、多彩な顔ぶれの審査員による最優秀賞の選出が行われる。会場に参加して、ものづくりの潮流が変わる瞬間を目撃せよ。

開催概要

日 時 : 2014年3月16日(日)14:00〜18:30
場 所 : 東京都港区虎ノ門2-2-1JTビル2F JTアートホール
参加費 : 学生無料 社会人3,000円
申 込 : http://goo.gl/2WtVsb

チームリスト

チーム名:PhysVis

PhysVisテーマ名:スマートフォン対応光る地球儀
代表:湯村 翼

「日本科学未来館のジオ・コスモスを自分のお部屋に」をコンセプトに制作したデジタル地球儀。自分のお気に入りの宇宙のデータを呼び出し、自分の部屋で眺めることができるようになる。スマートフォンのディスプレイから発する光を、凸レンズで集め、魚眼レンズで拡散し、半透過球に投影する。データはJAXAやNASAが公開しているものを活用する。APIを読み込むためのアプリも開発済み。宇宙研究の成果を、身近に感じられるようにしたい。

チーム名:メルティンMMI

kasuyaテーマ名:筋電義手
代表:粕谷昌宏

既存の筋電義手の機能を大きく上回る、「握り」「開き」「親指を曲げる」「小指・薬指を曲げる」「手首を回す」「手首を曲げる」の6種類の生体信号を判別し、日常生活に十分な握力を持つ高機能義手を開発している。操作が非常に簡便で直感的、販売価格は従来の1/10と、使用者へのストレスを大幅に軽減できる。高機能義手が普及すれば、手先の器用さで障害者が健常者を凌駕する世界を創れる可能性がある。全ての人から身体的なバリアを取り除くテクノロジーを世界に行き渡らせたい。

チーム名:iChigo

iChigoテーマ名:完熟イチゴを世界に
代表:小森啓安

イチゴは一度収穫してしまうといくら時間を置いても追熟しないため、生産者は完熟の状態で出荷したいと考える。しかし、完熟イチゴは柔らかく傷つきやすく、流通には向いていない。かといって、完熟前に摘み取るとイチゴ本来の美味しさが伝わらない…。そんなイチゴにまつわる問題点を解決すべく、完熟状態で出荷できる容器を試作し、特許を取得(特許5279009号)。現在、イチゴを容器へ格納する際に生じる所用時間や損傷の課題を解決する格納サポートのハードを開発中。日本の高い技術力で作った美味しいイチゴを世界中で食べられる世界を目指す。 ※デザインができる仲間を募集しています。

チーム名:清水敦史

shimizuテーマ名:次世代風力発電機の開発販売及び電力卸売事業
代表:清水敦史

脱原発の模索は私達の世代の責務である。一方、世界で約13億人が電気のない生活をしている。代表者が発明した世界初の「垂直軸型マグナス風力発電機」を実用化し普及させることで、全人類が安全に電気を使える世界を創りたい。この風力発電機は、プロペラではなく、気流中で円筒を回転させたときに発生する「マグナス力」により回転する。微風でも起動し、強風でも暴走することなく発電が可能で、風向変化の影響を受けない。また、円筒はプロペラと比べ頑丈で壊れにくく、さらに製造コストが低い。既存技術の組み合わせなので、短期間で実用化が可能である。

チーム名:全日本重工業

zennihonテーマ名:軽自動車の水陸両用釣り船化プロジェクト
代表:佐藤昂功

世界中で開発がすすみ、潜水可能な車両も登場するなど、水陸両用車は成長まっただ中にある。しかし存在する水陸両用車は高価な車両がほとんどであり、旅客に使うコストには合わない。将来的に水陸両用車を便利な交通手段として利用されるよう、軽トラックを改造した廉価な水陸両用車を製作する。普段は公用車、有事の際は船舶として利用しできるものを目指す。全日本重工業の代表者は、阪神大震災後に生まれた18歳、実家は自動車修理工場と機械を扱う体制がそろっている。

チーム名:Sync Presenter Project

Sync-Presenter-Projectテーマ名:Sync Presenter
代表:渡邊恵太

「すべての物が動きしゃべりだす世界 身近なスーパーやコンビニがテーマパークに」SyncPresenterが、あらゆる店頭のあらゆる物で利用されることによって、販売促進のためのアピール方法が物自体によって行われる世界となる。SyncPresenterは,人が不在であっても人が物を持ってそれを説明しているかのような表現を可能にする新しいメディア。どんな物であっても少しの動きと音声があればコンテンツとなるため、非常に大きな市場が生まれることになる。あらゆる場所で利用され、物理世界に自然に溶け込んだアピール手法として我々の住む世界自体が楽しく動く世界になっていくことを目指す。

チーム名:オリィ研究所

orihimeテーマ名:コミュニケーションロボット
代表:吉藤健太朗

「孤独」は、健康な人にとってそれほど辛いものではないかもしれない。しかし病気や怪我などで弱っている時、大きな精神的なストレスとなり、耐えがたい苦痛となる。

何らかの理由で親しい人と会う事ができない人は、長期入院患者や独居老人なども含めると日本のみで1千万人以上存在し、おおよそ10人に1人が「孤独」の問題を抱えている。「分身ロボット」をつくることを通して、人間を地理的制約・身体的制約・孤独から解放すると共に、ハンディキャップを持つ人々の社会参加・復帰を補助し、だれもが生き生きとする社会をつくりたい。

チーム名:モノ部@デザイニウム

monobuテーマ名:民芸品や工芸品のIoT
代表:秦 優

「民芸品や工芸品に新しい価値を」をコンセプトに、生活に溶け込むアンビエントデザインの考えを軸に、民芸品や工芸品のIoT化のフレームワーク作りを目指す。このフレームワーク/キットを通じて、様々な地域で民芸品や工芸品の価値の再定義を行うことで、日本自体の魅力の再発見に繋がる事を期待している。その魅力が海外に伝わる事で、日本の魅力を世界に伝えていきたい。言い換えると、世界中の様々な場所で、日本との小さな接点を作り、日本へのシンパシーを高めたいと考えています。

チーム名:東海エコ工業

tokaiテーマ名:電気を使わないお手軽自動ドア
代表:酒井隆敏

従来製品にない時差(予め開扉状態、後で閉扉)式構造を持つ電気不要による小型自動ドアを開発する。手足が弱り、ドアを引く動作が重労働な高齢者(要支援〜要介護1まで)をターゲットとして新たに介護市場での獲得を目指す。現在、介護業界では慢性的介助者不足で要介護者への細かな対応できないことが課題であり、ドアは開けっ放しにされ、又トイレはおむつで対応される場合がある。自然な形でとけこめる機器類の開発によってこういった環境を改善し、介護業界の本来あるべき発展を推進したい。

チーム名:Sequence Robot

SequenceRobotテーマ名:SequenceRobot
代表:高橋勇貴

アイドルイベントの行列を「並ぶ」ものから「楽しむ」ものへと変えるため、アイドルオタク向けのプロダクトをつくります。SequenceRobotは、列に沿って配置する、係員の代わりになるロボット。コンテンツ配信機能を持ち、『○○(アイドル)が「暑い中並んでくれてありがとね」っていってくれるようにできます。これなら何時間でも並べます。自動・遠隔での監視や案内も可能になり、主催者側も行列の管理に悩まなくて済みます。

その他エントリーテーマ

睡眠脳波計/くびれたい人のスマートベルト/VirtuaReal/多機能型掃除機/DNA増幅器NinjaPCR/Next Generation Restroom(NGR2)/ふたりをつなげるスマホアプリセンサー「ウィンクル」/自分発電プロジェクト/超小型人工衛生を活用した宇宙葬/スマートウォッチ/自律型サッカーロボット/共感力を身につけるための教育用ロボット/筋電位センサ搭載bioForce/3Dプリンタ/ウェアラブルスマートトイMoff/農地運搬作業ビークル

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