スライムづくりは大人のテンションも上げる〜ダイゴの大実験
こんにちは。ダイゴです。
子供の頃から、楽しくてたまらなかったスライムを作ってみました。色を変えたり、濃度を変えたり、中に磁石をいれて磁石にくっつくスライムにしたり沢山工夫ができます。ホラー映画にも使えて、とても面白い。
スライムは、個体と液体の間である「ゲル」の状態の物質。ホウ砂(ホウ酸塩)にPVA(ポリビニルアルコール)を入れることで、PVAが架橋され(化学構造として、網目状になる)、粘性が高まるために、プニプニ状態になります。また、水を沢山含むことができるのは、PVAやホウ酸塩の水酸基(水に親和性のある部分)があるからです。
似たようなものに、超吸水性ポリマーがあり、ポリアクリル酸ナトリウムも同じように網目構造と水酸基があります。
面白いのは、スライムや吸水性ポリマーに「塩」をいれると水が中からでてきます。これは、ゲル状になっている溶液(これをコロイド溶液といいます)に大量の塩を加えると、PVAやホウ酸塩の構造体が凝集してしまい、水がでてしまうという性質があります。これを「塩析」といいます。この塩析は、とうふ作りのときに、豆乳ににがりを入れると、乳成分が凝集して、水と分離する様子と同じです。
スライムは奥深いです。是非挑戦してみてください。
【材料】
ホウ砂
PVA(洗濯のり)
水
絵の具
【作り方】
プラスチックコップに1/3水を入れます
PVAを1/3加えます
好きな色の絵の具を入れてよく混ぜます
別のプラスチックコップに、水を1/3(60cc程度)とホウ砂を大さじ1杯(15g程度)入れる
ホウ砂水をかき混ぜながら、色のついた洗濯のり溶液に加えていく
だんだん固まっていく
あとは、遊びます!