駐車場業界トップがいま、 なぜ研究者との コラボレーションを求めるのか。 パーク24株式会社
駐車場事業をはじめて24年間、駐車場からカーシェアリング・レンタカー、ロードサービスなどモビリティに関する領域へと事業を広げ、ユーザの利便性向上に日々努めてきたパーク24グループ(以下、パーク24)。
さらなる飛躍に向け、研究者との本格的なコラボレーションにチャレンジする。駐車場およびモビリティ事業における彼らのビジョンと研究者とのコラボレーションへの期待について企画管理本部事業企画部長の松井宏泰さんから、お話を伺った。
国内シェアトップ駐車場といえば「タイムズ」
「時間貸駐車場『タイムズ』と言えば、誰でも一度は見聞きしたことがあろうかと思います」
パーク24は、1991年に24時間無人時間貸駐車場「タイムズ」を開始、失われた20年と呼ばれるほどの低成長期にもかかわらず急激な成長を遂げ、今やその駐車場数は全国に約15,000ヶ所、時間貸駐車場のマーケットシェア1位だ(2015年4月時点、同社調べ)。
さらに、短期黒字化は不可能と言われていたカーシェアリング事業では、5年で黒字化を達成。
レンタカー・カーシェアリングの車輌数は約4万台にも及ぶ。
ロードサービス加盟店は約1万店舗あり、24時間365日いつもどこでも連絡が取れる。
まさに、国内随一の駐車場・モビリティ事業者となった。
更に今後は、情報収集・分析システムを駆使して、駐車場の稼働情報やレンタカー・カーシェアリングの車輌情報など、膨大なデータを利活用した新たなビジネスチャンスを狙っている。
事業プラットフォームにブレイクスルーを
現在、パーク24の持つ事業プラットフォームは駐車場、カーシェアリング・レンタカー車輌、ロードサービス、駐車場保守メンテナンス、コンタクトセンターの5領域で構成されている。
「我々は24年間ずっと駐車場事業の拡大と利便性向上を追求してきた営業マンです。これからは、駐車場やモビリティに関連した複合領域に留まらず、新たな領域に挑戦していきたい。そのためにも、様々な専門性とアイデアを持つ若手研究者の皆さんとの連携が必要だと考えます」と話す。
ここに上げた既存事業と関連する領域だけでも、機械工学、情報工学、自動運転、IoT、都市工学など・・・。データを扱う数値解析技術や最適化技術、データを活用した新たなソリューションの提供といったソフトウェア研究などもあろう。
また、モビリティサービスの未来を変革するような技術や研究開発も大きなテーマであり、こうした領域では、次世代型モビリティ、運転支援技術等の活用、新たな駐車場技術の開発、IoTによる有人管理の省力化などが考えられる。
「あらゆる領域の研究者の方々と連携し、ブレイクスルーを目指したい。だからこそ、テーマや分野に縛られず、パーク24のリソースを活用して研究するくらいのつもりで応募して頂きたい」と本音を語る。
自由な発想で、ご応募下さい
パーク24は、交通事故のない社会やストレスなく移動できる“快適なクルマ社会の実現“を目指し、交通インフラとそのサービスを提供することで真に社会に必要な会社になりたいと考えている。
「研究者の皆様には、数年~5年後には世の中に受け入れられるような長期的スパンの研究や開発をしてもらいたい。将来のクルマ社会をより快適にするために、自由な発想で研究テーマに応募していただきたいと考えております」
松井宏泰(まついひろやす) 国内大手生命保険、外資系証券会社などを経て、2015 年 1 月パーク24入社。 同年 11 月より企画管理本部事業企画部長。同年 7 月に 設立した「タイムズイノベーションキャピタル株式会社」 の代表取締役も兼ねる。
リバネス研究費タイムズ賞募集開始
テーマ:「駐車場およびモビリティの利便性向上に繋がるテーマ」
助成内容:研究費 50万円
申請締切:2016年 1月31日(日)24時まで
募集内容URL:https://r.lne.st/2015/12/01/times/