ホーム 冊子『教育応援』 Visionary School 笑顔と優しさが溢れる学園 ...

笑顔と優しさが溢れる学園    山本 三郎

484
0
シェア
麹町学園女子 中学校高等学校 校長 山本 三郎先生 教諭 国際部部長 馬渕 和士先生

昨年4月に着任した山本校長先生が最初に学園に来て感じたこと、それは生徒の表情がとても温かいことだった。1905年に創立した麹町学園は、2015年度で創立110年迎える。その長い歴史の中で脈々と受け継がれてきた教育理念である「聡明・端正」の現れだろう。そして、その裏側には、女子生徒の成長と活躍を誰よりも強く願い、後押しする先生方の熱い想いがあった。

生徒が成長するには最適な環境

山本先生は、麹町学園へ着任する以前、同じく女子校である大阪の帝塚山学院中学校高等学校で40年間務めた経歴を持つ。いままでのキャリアをずっと女子校で積んできたからこそ、女子だけで過ごす6年間の学校教育の可能性を誰よりも認識している。

まず、学校生活での生徒同士のかかわり方が温かい。女子しかいない学校生活では、「おはよう」と声をかけると「おはよう」と全員から返事が返ってくる。共学では、その半分しか返事が返ってこないかもしれない。また、授業では、学びに積極的になるチャンスがたくさん巡ってくる。「例えば、文化祭では会場の組み立てなど男子がやっていたかもしれない作業も女子がします。授業でグループワークをするときに、率先してリーダーシップも取ることもできる。そんな環境が整っているからこそ、生徒には目いっぱい成長して欲しいと思うのです。」取材に同席していただいた国際部部長の馬渕先生は語る。女子高の生徒を見てきた長年の経験知があるからこそ、教員らの想いは一層強くなる。「男子生徒は先輩、後輩という縦のつながりの中で自分を磨いていきますが、女子生徒は、仲間どうしの横のつながりで伸びるのです。クラスメイトと一緒に協働することによって、状況を判断する力が身に付き、自分自身の長所短所を知ることもできる。そして、その積み重ねから自己肯定感が育まれます」と山本先生。チームになって、ゼロから新しいものを生み出していくこと、その経験が、何よりも自分の自信に繋がる。そのきっかけから、生徒はびっくりするほど伸びていくそうだ。

みらいを生き抜く「みらい型学力」の育成

麹町学園では、自分の得意な分野を見つけ、人生の各ステージで輝くことができる女性の育成を目指し、2016年度から「みらい型学力」育成をスタートさせる。みらい型学力と称し、大学入試改革へ対応した知識や教養、グローバル化に対応した応用力を指し、それを育成するべく、さまざまな取り組みを行う。例えば、中学2年生の時のアイルランドでの語学研修。高校1年や2年生のときに初めて修学旅行などで海外へ行かせる学校が多いなか、早い段階でその経験をさせることで、海外へのハードルを低くする狙いだ。「行って帰ってくると地球の大きさが途端に小さくなるんです」と馬渕先生。中学校から高校にかけての6年の間には、語学力の育成はもちろん、こういった異文化を理解し、多様な人たちと一緒に学ぶことができる国内または海外留学プログラムがたくさんある。また、ユネスコスクールの理念に沿った新プログラムも来年度からスタートする。地元の麹町をもっと好きになってほしい、麹町の環境についてもっと身近に感じて欲しい、という教員の想いで作られたこのコースは、麹町学園の歴史を学ぶことから平和について考える授業や身近な町を守る環境活動など、視野を広げかつ実体験を重視している。

女性の強みを活かし、社会をより良い場所に

これからの社会を考えると、競争、生き残る、など強い言葉が使われがちだ。しかし、女性らしさを活かすからこそ解決できる問題があるはずだ。その信念から、リーダーではなくメンバーやフォロワーとして貢献していくことが、重要になってくる。「Competitionではなく、Contribution。Leaderだけではなく、良きMember やFollowerとしても、社会に貢献できる。そんな人材は、今までも、そしてこれからも求められています。」と馬渕先生は語る。そして、その道のりを支えるのは、麹町の教員陣だ。実は、山本先生が今まで関わってきた数多くの教員採用面接で、一番重要だと思っていることがある。「その人の「自然な笑顔」がすばらしいか、最後はそれで決めてきました」、と山本先生。知識や業績といった物差しで測れることももちろん重要だ。それだけではなく、温かさや優しさがにじみ出るような品格を兼ね備えた教員に支えられ、生徒たちは日々の学校生活を送っている。未来の社会へ貢献するために。

 

 

【学校情報】
麹町学園女子中学校・高等学校
〒102-0083 東京都千代田区麹町3-8
TEL :03-3263-3011(代) FAX :03-3265-8777
ウェブサイト: http://www.kojimachi.ed.jp/

 

 

*********************************
【取材ご依頼について】
取材ご希望の学校は、下記までご連絡をお願いいたします。
リバネス 国際開発事業部 [email protected]  担当:前田

*********************************
【講演・研修のご依頼について】
リバネスでは、講師が学校へ出向き、教員研修を行う出張教員研修サービスを行っています。
グローバルリーダー育成プログラムの企画方法、課題研究の組み立て方、海外研修コーディネート、
英語プレゼンテーション研修など、テーマは多岐に渡ります。ご興味がある方は、下記までご連絡をお願いいたします。

リバネス 国際開発事業部 e-mail: [email protected]  (担当: 前田・前川)
*********************************

 

Pocket
LINEで送る

コメントを残す