「東北地域活性化プロジェクト」2018年度実施のご報告と2019年度に向けて

「東北地域活性化プロジェクト」2018年度実施のご報告と2019年度に向けて

 リバネスでは東日本大震災からちょうど1年が過ぎた2012年3月11日、「東北教育応援プロジェクト」を立ち上げ、企業や大学と共に、先端科学教育を東北地域に届けて参りました。2016年からは、「東北地域活性化プロジェクト」へと進化し、リバネスのコアである教育活動を軸に、子どもたちが成長した先にあるキャリアの支援、産業創出による地域活性化を目的とし、大学での研究人材育成、創業支援等へとその活動を広げて参りました。


以下に2018年度の活動をご紹介いたします。

 

<2018年度のハイライト>

福島県にて、新たな活動を実施。

 

<活動概要>
対象地域:青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県

<教育応援プロジェクト抜粋>(科学教育活動を軸とした次世代育成)
・川崎重工業株式会社航空宇宙システムカンパニー「マイジェットエンジンをつくろう!」を宮城県南三陸町で実施。4校で110名の児童が参加。
・中高生の海に関する研究支援「マリンチャレンジプログラム」を実施、採択校は12校13件。
・中高生向け研究費「サイエンスキャッスル研究費」リバネス賞を実施、採択校は1校4件。
・中高生向けモノづくり研究助成事業「TEPIAチャレンジ助成事業」を実施、採択校は1校1件。
・中高生のための学会「サイエンスキャッスル2018東北大会」を福島県で初実施、26校から42件の研究発表。
・本田技研工業株式会社「水素エネルギー教員研修・出前実験教室」を実施。教員研修は25機関から29名の参加、出前実験教室は1校での実施。
・敷島製パン株式会社主催「自給率200%プロジェクト「ゆめちから」栽培研究プログラム」を実施、東北地域からは7校が参加。
・オリエンタルモーター株式会社主催の出前実験教室を山形県鶴岡市立第五中学校にて実施。

<人材応援プロジェクト抜粋>(研究キャリアを加速するための支援 研究者の活躍の場を広げるためのキャリア支援)
・福島リーディング起業家創出事業に採択を受け、県内3大学と工業高等専門学校で学部生を対象とした「キャリアディスカバリーセミナー」を開催。また、同参加者から9名を選出し、シリコンバレー視察研修を実施。
・2大学で大学院進学希望者向けの講演会を実施。
・1法人で、実験教室開発型研修を実施。

<創業応援プロジェクト>(研究成果を事業化するための支援)
・福島リーディング起業家創出事業に採択を受け、「第一回福島テックプラングランプリ」を開催(東北エリアでの初開催)。
・第六回ディープテックグランプリ「ボールウェーブ株式会社」サントリー賞、新日鉄住金エンジニアリング賞。
・第五回アグリテックグランプリ「ファーメンステーション」新日鉄住金エンジニアリング賞。

<サイエンスキャッスル発表校※東北大会参加校のため、東北エリア外の学校も含みます>
【青森県】青森県立五所川原農林高等学校/青森県立名久井農業高等学校/八戸市立大館中学校/【岩手県】岩手県立金ケ崎高等学校/岩手県立大船渡高等学校定時制課程/【秋田県】秋田県立増田高等学校/【宮城県】宮城県気仙沼高等学校/宮城県古川黎明中学校/宮城県佐沼高等学校/宮城県志津川高等学校/宮城県仙台第三高等学校/宮城県多賀城高等学校/宮城県白石高等学校/仙台城南高等学校/【山形県】山形県立興譲館高等学校/山形県立山形東高等学校/山形県立村山産業高等学校/山形県立米沢興譲館高等学校/日本大学山形高等学校/【福島県】いわき秀英高等学校/福島県福島市立渡利中学校/福島県立葵高等学校/福島成蹊高等学校/【茨城県】茨城県立緑岡高等学校/【東京都】山村学園 山村国際高等学校/世田谷学園中学高等学校


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 2019年度は、新しい試みとして、地域の課題を異分野の研究者の力で解決する超異分野学会地域フォーラムの開催を進めてまいります。

 この豊かな地から世界を変えるイノベーションを生み出すために、次世代育成から創業まで見据えた支援は不可欠です。熱意をもつ高校生、大学院生、研究者、ベンチャーの皆様のご参加、ならびに、彼らを支援する企業・大学、行政等パートナーを募集しています。

 

【お問合せ】 株式会社リバネス 教育開発事業部 立花  e-mail: [email protected]