企業が捉えた社会課題と技術を授業で伝える授業開発サービス開始!

企業が捉えた社会課題と技術を授業で伝える授業開発サービス開始!

いま、学校での教科学習の知識を、実社会へ当てはめていくことが重要視されています。本サービスでは、教育活動への参画へ興味がある企業様へ、自社の技術や関心領域に基づいた授業を開発し、学校の中で実施します。

リバネスではこれまでに、「身近なふしぎを興味に変える」をキャッチフレーズとして科学・技術への興味を引き出す出前実験教室や、数ヶ月に渡って複数チームが合同で一つのテーマを探究するResearch Based Education(RBE)を開発・実施して参りました。これらの取り組みは、外部から講師等が学校に訪問して実施するイベント型を基本とし、一部の研究に既に興味がある生徒向けに実施してきたものです。

本サービスでは、最終的には独自の研究テーマを立て、研究に取り組む中高生研究者を育成することを目指し、まずは広く学校の通常授業の中で、実社会の知識を学ぶきっかけを提供します。また、企業による寄附講座として、より大人数の生徒(学年単位や複数校での実施など)へ、テーマや技術と学校の教科との関連を伝えることができます。

本サービスの企画概要

本サービスでは、企業が提示するテーマに基づいた一連の授業(4-6コマ程度)を開発します。開発の体制として下記2通りが可能です。どちらも、約6ヶ月間に渡って指定の学校の先生方と一緒に開発、実施します。企業理念を伝えたい地域の学校などで実施することが可能です。リバネスが基本教材を開発した後、複数の学校でトライアル授業を行っていただいた上でフィードバックを受け、教材を改良します。トライアル実施校は全国から募ることができます。

<パターン1> 実施学校の先生と共同開発・実施

STEP1:学校の選定(1〜2ヶ月)
全国の中学校・高校へ配布されているリバネスの冊子『教育応援』などで、学校を募集します。企業が特に理解を促したい地域の学校を念頭に公募をかけることも可能です。

STEP2:授業の開発(2〜3ヶ月)
選定された学校の先生方数人のチームと一緒に、実施授業の開発を行います。主担当の先生と、他2〜3名の教科の先生とチームになり、授業時間の確保、授業実施内容の開発、企業の方による講演などの日程調整等を進めます。

STEP3:授業の実施(2〜3ヶ月)
一連の授業を学年全体に対して実施します。①テーマへの興味喚起、②実験、③振り返り/探究テーマ検討、④成果発表の4コマと各学校が独自に行う連携授業から構成される授業が基本的な実施形態です。

<授業の実施内容イメージ>

<パターン2> リバネスが独自開発、学校にて実施

STEP1:授業の開発(3〜4ヶ月)

伝えたい内容及び周辺情報についてヒアリング、調査した上で4-6コマ程度の授業案をリバネスで開発し、授業スライドや資料を制作します。

STEP2:トライアル実施(2〜3ヶ月)

実施校を雑誌『教育応援』等を使って募集し、複数の学校でトライアル実施をしていただきます。実施の前後にヒアリングを行い、開発した授業に対するフィードバックを得ます。

STEP3:授業の改良(1〜2ヶ月)

トライアル実施校から得たフィードバックを元に授業・教材を改良した後に、制作した資料データ等を納品します。以後、CSR活動等での利用が可能です。

 

<開発する授業の例>

関連リリース

実績①
経産省の「未来の教室」実証事業で、静岡聖光学院中学校・高等学校で、授業の中で、食をテーマに「タンパク質不足」の課題について、他教科(理科、社会、国語、英語)の先生方と連携した8コマの授業を開発、実施しました。

https://lne.st/2021/03/08/shizuoka_lvns_mirai/

 

実績②
【トライアル授業実施校募集】戦略的イノベーション創出プログラム(SIP)第2期「スマートバイオ産業・農業基盤技術」において「ゲノム編集」をテーマとしたアクティブ・ラーニング型授業を開発し、10校以上で実施いただきました。

<教員向け説明会募集のご案内>

https://lne.st/2020/09/02/sip-genome-teaching/

<教材ダウンロードのご案内>

ゲノム編集教材の開発

 

お問い合わせ

株式会社リバネス 教育開発事業部 担当:前田、西山
E-mail: [email protected]