Hyper Interdisciplinary Conference Thailand 2022をバンコクのTrue Digital Parkで開催しました

Hyper Interdisciplinary Conference Thailand 2022をバンコクのTrue Digital Parkで開催しました

Foundation of Deep Tech Central Kitchen(ディープテックのセントラルキッチンの始まり)をテーマに、11月19日に超異分野学会が開催され、多様な分野からの70名以上の参加者が集まりました。

Hyper Interdisciplinary Conference Thailand 2022(以下、HIC TH 2022)の開会式は、学会とは情報収集の場ではなく、参加者の交流を通じて積極的に知識を製造する場であるべきだとのメッセージでスタートしました。
それを実践すべく、HIC TH2022は研究発表とポスターセッションから始まりました。
初開催であるHIC THには、学術研究者からディープテックのスタートアップまで、30件近いポスターが集まりました。ポスター発表者は、2分間のショートピッチでそれぞれのトピックを説明し、聴衆にそのトピックについて知ってもらう機会を提供しました。午前中は、専門家との交流に重点を置きました。参加者は、各自で好きなポスターを見て、新しいアイデアの可能性を積極的に探していました。

午後のセッションでは、分野を超えた研究者からのナレッジシャワーに焦点を当てました。HIC TH 2022では、フードとアグリ領域に焦点を当てた3つのセッションを開催しました。最初の基調講演では、NIAのエグゼクティブディレクターであるDr. Pun-arjが、現在のフードとアグリのテックエコシステムについて紹介した。その後、スタートアップのMuuとOn the Goがパネリストとして参加し、特に新しい食品業界のディープテック・スタートアップにおいて、投資家からサポートを得ることがいかに困難であるかを共有しました。

2番目のパネルは、農業技術のデジタル化に焦点を当てました。セッションのモデレーターは、大学講師からディープテックアクセラレーターに転身したDr. Wanwipaが務めました。セッションのパネリストは、衛星による水田分析ベンチャーのSagri、水産養殖ベンチャーのAlgaeba、農家向けドローンソリューションベンチャーのGaoRai、残留農薬検出ベンチャーのOnSpecです。業界への技術導入の難しさと、それを教育で克服する方法について議論しました。

特別セッションでは、日本やタイで行われている分野横断的なディープテックについて学びました。人間やペットのためのインクルーシブ技術、ヘルステック、スマートシティ関連技術などが取り上げられました。True Digital ParkのDr. Taritは、インクルーシブ技術やヘルステックが直面している課題についてコメントし、スマートシティ関連の技術に大きな期待を寄せていることを述べました。

最終セッションでは、More Foods Innotechをお迎えし、コミュニティを巻き込んだ新しい食品産業への取り組みについてご紹介いただきました。植物性タンパク質の市場はタイ国内にはないかもしれませんが、国外に輸出するための食料源にはなり得るでしょう。


閉会式では「参加者の皆さんは他の参加者を巻き込めたでしょうか」という投げかけがありました。

さらに、「会場を出る前に、少なくとも1つのアクションを起こしましょう」と後押しがありました。そして、1年後の再会を約束し、盛大な拍手をもってHIC TH 2022は閉幕しました。

ベトナム、マレーシア、シンガポールで開催されるFebruary 2023 HICの参加登録や内容については、こちらのサイトをご覧ください。


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