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リバネス・みずほ銀行・リアルテックHD/東北6県のディープテックを発掘育成する「東北テックプランター」を立上げ〜地域中核企業とベンチャーの協業を促進

リバネス・みずほ銀行・リアルテックHD/東北6県のディープテックを発掘育成する「東北テックプランター」を立上げ〜地域中核企業とベンチャーの協業を促進

2023年9月15日
株式会社リバネス

株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役グループCEO:丸幸弘)は、株式会社みずほ銀行(本社:東京都千代田区、取締役頭取:加藤勝彦)と共催し、NOK株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、リアルテックホールディングス株式会社等のパートナー企業とともに東北6県(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)における大学等研究機関や中小企業が有する科学技術シーズを発掘・育成し、東北から世界を目指すベンチャーを輩出する広域型エコシステム「東北テックプランター」を2023年度より開始しました。

また、東北テックプランターの知識製造協力企業であるリアルテックホールディングス株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役:永田暁彦、丸幸弘)は、新たに地域中核企業をファンドのパートナーに迎え、スタートアップとの協業を通じて世界の課題解決を目指す「知識製造業」を促進するためのファンドを組成します。今後、東北テックプランターを通じたディープテックの発掘と、地域中核企業を巻き込んだ地域産業成長支援の両輪を回し、東北エリアの地域創生に寄与してまいります。

これに伴い、2023年9月15日(金)仙台市にて記者発表を実施しました。

左手から、
NOK株式会社 事業推進本部 Innovation推進部 OpenInnovation課 課長 岡村俊宏 氏
東日本旅客鉄道株式会社 東北本部 マーケティング部 マーケット創造ユニット 黒田貴信 氏
リアルテックホールディングス株式会社 代表取締役 永田暁彦 氏
株式会社みずほ銀行 常務執行役員 リテール・事業法人部門 共同部門長 足立龍生 氏
株式会社リバネス 代表取締役社長CCO 井上浄
株式会社リバネス 代表取締役 グループCEO 丸 幸弘
リアルテックホールディングス株式会社 取締役執行役員 山家創 氏
東北大学 スタートアップ事業化センター 企画推進部長(特任教授) 石倉 慎也 氏

◾️リバネスにおけるディープテックエコシステムの取り組み

リバネスグループでは、日本初、ディープテック黎明期の2014年から、世界を変えたいという情熱をもつ研究者や研究開発型ベンチャーを発掘し、大手企業や金融機関、町工場とともに、地球規模の課題解決に資するビジネスにまで育てるエコシステム「TECH PLANTER(テクノロジーのプランテーションに由来する造語)」を推進しています。

日本においては、2001年より大学発ベンチャーを産業力強化の中核を担う役割として位置付けてきましたが、当時の日本にはベンチャーを育成するためのシステムやノウハウが不足しており、研究成果の社会実装に関心がある研究者であっても、会社経営や事業化等に対する知識・経験の不足に起因して創業(新たに業を興す)への意欲が低下している、という課題がありました。

一方、リバネスでは、東大発ベンチャーで初めて東証一部(現:東証プライム)に上場した株式会社ユーグレナの創業当時からコミュニケーターとして伴走支援を行い、メガベンチャーへと成長するプロセスを共に経験してきました。この時に得られたノウハウや知識を体系化し、多くの大学発ベンチャーに移転することで創業を志すアントレプレナーを増やし、世界を変えるビジネスを生み出せるのではないか、という仮説のもと、TECH PLANTERの立上げに至りました。現在は、多くの大企業や金融機関、ものづくり企業、政府機関・自治体等とともに、国内12地域及び東南アジア6カ国(シンガポール、マレーシア、フィリピン、ベトナム、タイ、インドネシア)でTECH PLANTERを展開し、2014年から約10年間にわたる活動の結果、国内1858チーム、海外1126チームのディープテックベンチャーが生まれ育つアジア最大のエコシステムにまで成長しています。
今後、日本と東南アジアのエコシステムを接続することで、東南アジアに山積するディープイシュー(根深い課題)を日本のディープテックで解決する、国境を超えた取り組みに発展させていきます。

◾️地域から世界を変えるベンチャーを輩出する地域テックプランター

TECH PLANTERを立ち上げた2年後の2016年から、12府県において「地域テックプランター」を推進しています。特定の注目ベンチャーに対して国や自治体が集中支援するのではなく、日本の地域内にエコシステムを浸透させることで、地域からベンチャーが生まれ続ける基盤を創り、新たな地域産業を創出することを目的としています。熊本県からスタートを切り、リバネスが重点地域として位置付ける12の府県へと取組みを広げ、参加する研究者・ベンチャーの総数はのべ1414チーム、うち大学等研究機関からの新規創業は77社、資金調達の総額は46億円以上にのぼるエコシステムへと成長しています。地域の大学から発掘した研究者やベンチャーが、シーズ段階からメガベンチャーへと成長するプロセスを、地域中核企業・大学・金融機関及び県外も含めた大企業等と共に支援し、ベンチャーと地域の双方が発展する仕組みづくりを行っています。

※2023年度地域テックプランター実施地域

◾️東北テックプランター立ち上げの経緯

東北地域においては、2018年から5年間にわたり、福島県及びアカデミア・コンソーシアムふくしまの共催のもと、「福島テックプランター」を実施してきました。福島県が有する豊かな自然や大学・高等専門学校の技術力を活かして、福島から世界を変えることに熱意をもつのべ 93チームの研究者・ベンチャーの発掘育成に取り組みました。

しかし、東北地域の域内総生産及び実質経済成長率が低下傾向にあり、2040年には21.8%の人口減少が見込まれる中、ディープテック領域では過去10年間、上場企業が誕生していないという背景を受け、福島県内だけに留めるのではなく、東北全域へと拡大することでさらに効果的な成長支援を可能にする広域型エコシステムとして「東北テックプランター」を立ち上げました。これまではリーチできなかった東北地域のアントレプレナーを発掘するとともに、東北6県の大学・行政・地域企業が有機的につながり、グローバルなインフラを有する大手企業を誘致しながら、グローバルに展開し得る地域産業を創出することを目指します。

東北テックプランターの実施体制は以下の通りです。(2023年9月15日時点)

主催 株式会社リバネス
共催 株式会社みずほ銀行
地域開発パートナー NOK株式会社東日本旅客鉄道株式会社BIPROGY株式会社
リアルテックホールディングス株式会社(知識製造協力企業)
協力 MASP(みちのくアカデミア発スタートアップ共創プラットフォーム)主幹校:東北大学、東北大学 科学者の卵養成講座
後援 青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県

なお、2023年11月18日(土) には、東北テックプランターにエントリーした研究者やベンチャーによるプレゼンテーションの場「東北テックプラングランプリ2023」を東北大学青葉山キャンパスにて初開催いたします。
ウェブサイト:https://ld.lne.st/tohoku/tp_tohoku2023/
関連テックプランター: 熊本テックプランター2024

◾️地域企業×ディープテックの取り組みを強化

①みずほ銀行とのパートナーシップ

東北テックプランターの共催であるみずほ銀行は、メガバンクで唯一、47都道府県すべてに支店を持つ銀行として、各支店が地域の顧客の課題やニーズを深く理解しているという強みを有します。2023年4月には、地場産業の活性化やカーボンニュートラル、DX等、各地域が抱える課題解決に向けた取り組みを企画・推進する本部機能として「地域創生デスク」を設置し、全国47都道府県に拠点を有するみずほの強みを活かした地域創生支援を行っています。みずほ銀行が有する地域企業のニーズやネットワークと、リバネスが有するディープテックの強みを掛け合わせることで、スタートアップのみならず地域企業の成長支援を実現したいという思いから、東北テックプランターに共催として参画しました。

②リアルテックホールディングスとのパートナーシップ

リバネスとユーグレナで立ち上げたリアルテックホールディングスは、2015年より、地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジーを有するスタートアップへの投資育成を行う日本最大級のディープテック特化ファンド「リアルテックファンド」を運営しています。2020年には、みずほ銀行のほか、地域金融機関6社などが参画する総額100億円のファンドを立ち上げ、国内ベンチャー投資金額の7割以上が東京に集中する中、その6割を東北含む地域発スタートアップに投資しています。今般、大手企業、地域金融機関に加えて、新たに地域中核企業をファンドのパートナーに迎え、スタートアップとの協業を通じた世界の課題解決を目指す「知識製造業」を加速させるためのファンドを組成します。

知識製造とは、リバネスが提唱する新しい概念で、異分野の知識や技術を組み合わせて課題解決に資する持続可能なビジネス・事業を創りだすことを意味しています。日本企業の99.7%を占める地域中小企業に知識製造業の概念を広め、既存の製造業からの転換を図りたいという思いを込めました。
東北テックプランターでは、地域開発パートナーの知識製造協力企業として参画し、投資のみならず東北のスタートアップと地域企業との連携を通じた成長支援を行います。

◾️今後の展望:東北を知識製造業の拠点へ

少子高齢化の強い影響下にあり、地域全体が衰退の波に飲み込まれつつある日本においては、人口増加・経済成長が著しい東南アジアを始めとする新興国に目を向け、顕在化する現地の課題を日本のディープテックで解決し、持続可能なビジネスへとつなげる「知識製造業」を行うことが必要不可欠であると考えます。このとき、大学等研究機関から生まれるディープテックベンチャーと既存のアセットを有する地域企業を掛け合わせ、技術開発や事業開発を行い、大企業のグローバルインフラを通じて世界へと展開するための体制構築が重要となります。
※知識製造業の詳細については書籍「知識製造業の新時代」を参照

リバネス、みずほ銀行、リアルテックホールディングスは、お互いがもつ強みを活かして、大学等研究期間のシーズ発掘からメガベンチャーへ成長するプロセスを支援する「東北テックプランター」を推進します。さらに、新規事業や課題解決に熱意のある地域企業を発掘し、東北テックプランターを通じてディープテックベンチャーとの連携を加速させ、東南アジアを始めとする世界へ進出する東北発のグローバル企業を増やしていきます。

<本件に関する問合せ先>
株式会社リバネス 松原・齊藤
TEL:03-5227-4198 E-mail:[email protected]