業界をあげての人材育成が大きな課題 ヤフー株式会社

業界をあげての人材育成が大きな課題 ヤフー株式会社

■教育CSR活動に対するきっかけと想い

日本最大規模のポータルサイトとして、革新的なサービスや機能をお客さまに提供するには、それを実現する“技術”が必要です。そういった技術に触れることで、イノベーションをつくる未来のエンジニアが育ってほしいと思います。

 

■教育CSR活動事例

早期工学人材育成事業、高校生向け実験授業を千葉県内にて実施

 

■チーム構成

人数:3名(1教室 講師1名とアシスタントスタッフ1名が出張)

所属部署:Yahoo! JAPAN研究所、マーケティング本部

 

■授業概要

単元:情報A インターネットでの情報収集

対象学年:高校生

タイトル:WEB検索で言葉の海に漕ぎ出そう!

授業の概要と流れ:WEB検索は検索のためだけに用いるのでしょうか。インターネットというテキストの海(コーパス)から調べたいテキストを掘り起こすことで、検索以外にも言葉の繋がりを調べることにも使うことができるのです。WEB検索の基礎的な仕組みを言語学的に捉えてみましょう。

〔導 入〕みそ汁を「食べる」、「飲む」どちらを使う?

〔実 験〕「みそ汁 食べる」、「みそ汁 飲む」をWEB検索してみよう。

〔講 義〕WEB検索の仕組みとテクニック・本の目次と考え方は同じ・コマンド検索でもっと検索が便利に。

〔講 義〕2つ以上の単語が同時に現れるページが多い(共記頻度が高い)=単語同士の関係が深いと考えられる。

〔実 験〕任意の5つの言葉の関連を調べてみよう!

〔まとめ・発展〕言葉の関連度を活用したサービスについて実際に言葉の関連度を活用して展開されているサービスを紹介。言語学や情報工学などの学問が活用されていることを知り、工学への興味関心を引出す。

 

■教材開発のこだわり

〔1〕インターネットは検索以外にも、言葉の繋がりを調べることにも使うことができます。

2つ以上の単語が同時に現れるページが多い(共記頻度が高い)=単語同士の関係が深いと考えられます。

これを活用すれば英作文をするときなどに動詞と前置詞の関係を調べることができて役に立ちます。

〈手 順〉

検索窓に「みそ汁 食べる」、「みそ汁 飲む」など関係を調べたい二つの言葉を並べて検索をする。

 

〔2〕関連度を数値化 言葉の関係を考察しよう。

任意の5つの言葉を選び、シンプソン係数を算出します。シンプソン係数の算出には本プログラム用に開発したウェブツール「Kanren five」を使用しました。言葉同士の繋がりを数値で表し、言葉の関係を考察しました。

〈手 順〉

①インターネットで「Kanren five」にアクセスし、任意の5つの言葉を入力する。

②言葉の関連度が数値で表される。

 

■特別講師の声(本業での活動にプラスとなった事例)

理系には興味がない生徒さんでも、理系の人の生活、研究活動がどのようなものかの大枠を掴んでもらえたと思う。

エンジニア教育で日本は世界から立ち遅れており、世界と渡り合っていくためには、業界をあげての人材育成が大きな課題であると考える。今後もこのような活動が益々大きく広がっていくことを期待し、また1企業としても微力ながら今後も参画していけたらと思う。

 

■生徒の声

英作文の方法や関連度の話はとても面白かったです。自分のパソコンでも同じことをやってみたいです。

自分たちの身近なことを勉強できてとてもよかった。コンピューターに関する関心が高まりました。

普段検索のために使っていたものが、様々な用途があることを知ってインターネットの見方が変わりました。

 

■会社情報

住所:東京都港区赤坂9−7−1

URL:http://www.yahoo.co.jp/

事業内容:インターネット上の広告事業、イーコマース事業、会員サービス事業、その他事業

社員数:3,743人(2010年6月30日現在)

設立年月日:1996年1月31日
出典:教育CSR白書2010 (本記事は、2010年11月のものです。)