体を動かす楽しみを全ての人へ。 デサントが社会を健康にする。

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株式会社デサント マーケティング部門
デサントヘルスマネジメント研究所
参事 甲斐雅喜さん

1955年 10月生まれ。
1979年 早稲田大学卒業後、デサント入社。
総務課等の本支店の管理部門、営業部門等を経て、
2007年 4月より現部署。

手すりに掴まりながら階段を昇り降りしていた方が、ある3か月のプログラムを終了後、
補助なしで階段を昇れるようになった。
このプログラムはスポーツメーカーのデサントが、健康的な社会づくりを目指して立ち上げた、
デサントヘルスマネジメント研究所によって実施した運動教室の1つだ。

継続的な運動をサポートする

「一日一万歩歩くという健康法を聞いたことがありますよね。
でも、どんな一万歩が必要か、考えたことがありますか?」。
同研究所の参事、甲斐さんは私たちに新たな視点を投げかける。
この問に対して同研究所が開発したのは、一歩の質を計測することができるXaviX+ D3*という製品だ。
センサーを使って、歩数だけでなく身体活動量を計測する。
たとえば、歩く速度の違いを察知し、運動量の変化を時間ごとに分析することができる。
運動したデータを専用ソフトにアップロードすれば、楽しみながら一日の運動量を振り返ることも可能だ。
このように、同研究所は誰でも運動を楽しく手軽に続けられるように、スポーツを科学的な視点で捉え、
プログラム・製品・サービスを開発している。

*XaviX+D3は、人の活動量・歩数を自動計算する健康機器である。
体重や血圧心拍数などのデータを入力する事で健康管理をサポートするプログラムだ。

多様化する健康へのニーズを見越して

同研究所の設立は平成17年。
そして健康増進事業は2年後の平成19年にスタートした。
この年はメタボリックシンドローム、いわゆるメタボに世間の注目が集まった年だ。
高齢化も進行し、健康に対する関心は高まる一方である。
このように多くの人が持つ、健康になりたいというニーズが同研究所の設立を後押しした。
スポーツ業界におけるデサントの豊富な経験、人材、ノウハウと、大学や医療機関などとの
ネットワークも活かし、健康の維持・向上を目的とした商品やコンテンツの開発、
販売が進行している。

身体に良いことを楽しみながら始めよう

「健康に過ごすためには日々の積み重ねが重要です」。
開発したプログラムを実施する中で、甲斐さんはそれをひしひしと感じるそうだ。
また、プログラムに参加した方の生活リズムが劇的に変化するケースを見て、
プログラムの質の高さを実感する瞬間がある。
「次の商品やプログラム開発に役立つことが転がっていないか、
異分野の情報にも常にアンテナを張っています」。
それは社会を健康にするという強い思いがないとできないことだ。
健康のために運動を始めるのではなく、楽しいから続けていたら健康になっていた。
そのための入口へのハードルを低くするための努力をデサントは続けている。
さぁ、始めの一歩をデサントとともに踏み出してみないか?