4月20日(土)【大阪】無料教員研修彗星を見上げて授業をしよう!開催報告
2013年 4月20日 13時~17時 参加者23名
追手門学院大手前高校にて教員向け研修会「彗星を見上げて授業をしよう!おかえり!彗星!~太陽系の起源を知る46億年前の手紙~」(主催:株式会社ビクセン 企画:株式会社リバネス 協力:国立天文台)が開催されました。
2013年は、彗星の当たり年。
この春は、夕方の空に長く尾を引くパンスターズ彗星を観測することができ、11月にもアイソン彗星が観測できると予想されています。
滅多に観測できないため注目される彗星ですが、実はその姿から地球誕生の秘密を調べることができます。
今回は、LLP京都虹光房/京都産業大学 神山天文台の小林仁美先生を講師にお招きし、彗星の正体や、地球の起源を探る最先端の研究についてわかりやすく紹介して頂きました。
彗星が誕生したのは、太陽系が生まれたころ。
惑星になりきれなかったチリが小惑星になり、彗星になったと考えられています。
つまり、彗星の成分や状態を知ることができれば、太陽系がどうやって出来たのか、どんな姿、環境をしていたのかを知る事ができるかもしれません。
手に届かない彗星の成分をどのようにして調べるのでしょうか。
キーワードは「分光観測」。
彗星のコマと呼ばれる部分の光がどんな波長なのかを調べることで、
どんな成分によって彗星が作られているか分かるということでした。
先生はこの波長の中でも赤外線領域を調べ太陽系誕生の謎に挑戦しています。
第二部では、ビクセンの島田様による望遠鏡の基本講座と屋上での実践を行いました。
学校に1台はあることが多い望遠鏡。使い方が分からず埃まみれになってませんか?
ということで実践では望遠鏡の組立、ファインダー調整について体験を行いました。
今年度も引き続き天文部の立ち上げ支援等おこなっていく予定です!
ご興味をおもちの先生はぜひ[email protected]までご連絡ください!
百目木