座禅で、頭に休憩を → 研究生活にゆとりを持とう

座禅で、頭に休憩を → 研究生活にゆとりを持とう

意気揚々と朝6時前に総持寺に着いた私は座禅を開始。

座禅スタートと同時に、「集中、集中・・・・」と言い聞かせるも
まったく集中できない! 
そして、姿勢や手の構え方など、物理的な部分の指導はしてくれたけど
実際に思考をどうすれいいのか、については、自分で見出す、という意味でお坊さんもやり方を教えてくれない。

結局、45分の座禅の中で、最後の15分くらいにやっと頭を落ち着かせ
心地よい感覚が得られたような気がします。

ちなみに、良くドラマで見るような「お坊さんにパーンと打たれる」経験はできませんでした。
じつは、そこでは自分で励ましが必要だと判断して、合唱をすると、それを見たお坊さんが
「パーン」とやってくれる制度だったのです。

座禅初心者の私は、雑念だらけでまったく集中できていませんでしたが、
「パーン」の音があまりにも大きくて痛そうだったので、自分を奮い立たせることができませんでした。
まだまだですね。

さて、皆様。なぜ私が座禅の話しをしているかというと、
私自身、日本のお寺でやる座禅は初めてだけれども、アメリカ留学時代、
研究に疲れたとき、よくヨガマットを研究室の床に引いて座禅をやっていました。

私の研究室にはメンバーが2人しかいなかったし、
幸いにも個室のオフィス兼ラボがあったのでできたことかもしれませんが、
その時間に心を落ち着かせて、忙しい頭の中を休ませていました。

「座禅」というと、日本では一部の特殊な人が行うイメージがありますが
アメリカでは「Meditation」という言葉で、たくさんの人が毎日の生活に取り入れています。

例えば
Psychology Todayのこの記事では
http://www.psychologytoday.com/blog/feeling-it/201309/20-scientific-reasons-start-meditating-today

“20 Scientific Reasons to Start Meditating Today”
として、科学的視点で見た座禅の効果を紹介しています。
20の理由の1個1個にそれぞれ論文がレファレンスされているんですよ!是非、ご覧下さい。

また、身近なところで座禅ができるように iPhoneアプリもでています。

Headspace
http://www.getsomeheadspace.com/

このアプリを使うと、毎日座禅する時間をとる癖が付きやすくなると思います!

日々、私たち頭をこれでもか、と酷使しているわけですが
一日に数分でも、忙しさから意図的に自分を話して、一息つくことで思わぬアイデアが浮かんでくるかもしれません。