[2015年 4月22日リニューアルオープン]未来を体験できる TEPIA先端技術館がパワーアップ

[2015年 4月22日リニューアルオープン]未来を体験できる TEPIA先端技術館がパワーアップ

10年後,みなさんはどんな生活をしているのでしょう。玄関ではロボットがお出迎え,屋根の上を見上げると,防犯ロボットが飛び回っている。病院では医療ロボットが手術をし,災害時には,救助隊のめがね型スマートグラスに被災地上空の映像が瞬時に映し出される——。じつは,これらの技術はもう実現しています。

TEPIA先端技術館は,みなさんの未来の「当たり前」をつくる,いま企業や研究所で研究・開発されている,そんな先端技術を集めた,見るだけでなく,触って,体験できる未来体験型技術館です。

4月からは, 展示フロアを2階にまで広げ,より具体的で実現可能な未来をみなさんに紹介するため,「ロボット」に関係する技術を充実させリニューアルします。ぜひ,10年後の未来を体験しに来ませんか?

今年の見どころ!

テクノロジーパスウェイ

テーマはロボット。「ロボット解体新書」と題して,ロボット技術を支えるさまざまなセンサやモーターなどの主要な部品やシステムを展示します。また,現在開発中のロボットや,ロボット開発者のコメントを紹介。

テクノロジーショーケース

日本を代表する先端技術を分野別に紹介しています。「健康にくらす」「生活をかえる」「世界とつながる」「社会をまもる」「地球とともに」の分野で紹介しています。今年新しく「水素社会」を紹介するブースを設置。これからやってくる水素社会のを紹介するとともに,水素の製造,貯蔵,輸送,利用のための先端技術を展示します。

テクノロジースタジオ

「未来のくらし」と「未来の社会」,2つの未来を再現したスタジオには,体験型の先端技術が詰まっています。川のかたちをつくると,水が流れ,魚が泳ぐ様子の絵が浮かび上がる未来の砂遊びができる技術や,空中で音楽を奏でる技術などを体験できます。また,世界トップクラスのシェアを誇る,日本の「グローバルニッチトップ企業」の技術を一挙紹介します。

バーチャル空間を「触る」体験ができる3D触力覚デバイス
株式会社ミライセンス

手に持っている触覚技術デバイスを下に押すと,反発する力を感じます。
手に持っている触覚技術デバイスを下に押すと,反発する力を感じます。

画面の先にあるかたい石を触ったり,ゴムを引っ張ったり,バネを押したりできたら,本当にバーチャルな世界を「肌で感じる」ことができるようになるはず。そんなSFの世界が現実になろうとしています。このデバイスは,人間の触覚を脳がどう処理しているかを科学的に追求することで生まれました。特殊な振動パターンを自在に生成するアクチュエータ技術を用いて人間の脳をだまし,ざらざら,すべすべといった触感や,かたい,やわらかい,押される引っ張られるといった感触をリアルに体験することができます。

人とロボットが暮らせる社会を目指した対話ロボット「Sota(ソータ)」ヴイストン株式会社

P23_sota一家に1台,おしゃべりのできるロボットがいる時代がやって来るかもしれません。「Sota」は,眼球,頭部,腕部などを自由に動かし,顔の向きも変えることができます。かわいいだけではなく,人間に似た微妙な振る舞いをしたり,感情を表現したりできるコミュニケーションロボットなのです。スムーズな動きを実現させたほか,人の話や顔を認識したり,役立つ情報を提供したりする,身近なパートナーロボットを目指して開発が進んでいます。

実物を見られます! グローバルニッチトップ技術

・世界中の水族館を支えるアクリルパネル(日プラ株式会社)
・どんなネジでも外してしまう「ネジザウルス」(株式会社エンジニア)
・太さ40分1mmの糸でつくった「天使の衣」(天池合繊株式会社) 他

中高生向け平日のワークショップも,昨年人気のプログラムに加え,「ロボット」をテーマに刷新

  1. プログラミングでロボットを操る!
  2. 自分のDNA抽出に挑戦!
  3. サイボーグのようなメカハンドを組み立てよう!

TEPIA先端技術館http://www.tepia.jp/exhibition/ P23_tepian

  • 開館時間:10:00〜18:00(土日祝は17:00閉館)
  • 休館日:月曜日(祝日の場合は開館し,翌平日休館)
  • 場所:東京都港区北青山2-8-44 TEPIA館1階
  • 交通:東京メトロ銀座線「外苑前」駅3番出口から徒歩4分
  • 入場料:無料