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【実施報告】教員向け無料勉強会「“アクティブラーニング”を活用したグローバルリーダー育成の現状と課題」を開催しました!

【実施報告】教員向け無料勉強会「“アクティブラーニング”を活用したグローバルリーダー育成の現状と課題」を開催しました!

6月17日(水)19時から、リバネスi2k知識創業研究センターにて、教員向け無料勉強会「“アクティブラーニング”を活用したグローバルリーダー育成の現状と課題」を開催しました。学校で、グローバル教育を担当していらっしゃる理科や英語の教員の方々だけでなく、教育関係の企業の担当者や大学生も参加され、定員25名の満席御礼でした。

第1部の講義では、リバネス上野裕子が、「グローバルリーダー育成の現状と課題」についてお話しました。文部科学省が行った最近の調査では、「将来の夢」を職業の選択の延長上としか考えていない学生が多くいる一方で、20年後、30年後には、既存の職業の多くは存在しなくなる、という海外のデータを紹介し、既存の枠に囚われない、新しい社会課題を発見し解決できるグローバルリーダー育成の重要性を語りました。そして、育成する場としての学校にある様々な課題に話は移行し、その中でも現場の先生方の役割の重要性を指摘しました。

第2部では、茨城県立土浦第一高校の照沼裕一先生に、現場での取り組みについてお話いただきました。土浦第一高校は平成26年度スーパーグローバルハイスクール(SGH)に採択されています。SGHとしての取り組みと、今年で5年目になるSEG(Science Explore Group)プログラムを詳しく紹介していただき、プレゼンテーション後、活発な質疑応答が行われました。

第3部では、リバネス徳江紀穂子から、アクティブラーニングを活用したグローバルリーダー育成について、リバネスが考える実践方法をお話しました。今、教育業界で注目されるアクティブラーニングですが、それを「思考の活性化」を促す学習形態と位置づけ、一つの手法として「研究する」体験を中・高校生のプログラムとして提案。研究とは、研ぎすまし究めることを意味し、理系文系に関わらず広く活用できるマインド・スキルのことを指します。中・高校生が研究活動を通して、前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力を養うことで国際社会を生き抜くために必要なマインドとスキルを身につけるきっかけづくりになることをお話しました。

参加した先生からは、以下の感想やご意見をいただき、良い勉強会を開くことができました。

  • グローバルな視点の教育の例が知れて良かった
  • アクティブラーニングという言葉だけが先行して、内容・方法などがよくわからなかったので参考になりました
  • 現場で取り組まれている実践例を詳しくお聞きすることができて良かった
  • 自分が抱えている現状の中で、どんなことができるか具体的に考えることができた

リバネス国際開発事業部では、日本からより多くのグローバルリーダーを輩出するために、今後も先生方と一緒に教育プログラムを開発していきます。2015年8月2日と23日には、アクティブラーニングを活用したグローバルリーダー育成プログラムの企画力強化のための有料教員研修を開催いたします。座学と実践を通して、2日間で企画設計方法からプログラム体験、プロジェクトマネジメントや評価方法について学びます。たくさんの教員の皆様のご参加をお待ちしております。

企画力強化のための研修の詳細・お申込みはこちらから:https://wp.me/p2FxVs-4T6

 

【イベント概要】 現在アクティブラーニングの要素を取り入れたグローバルリーダー育成プログラムが少しずつ始まっています。2016年度から改訂される学習指導要領に組み込まれるアクティブラーニングを学校カリキュラムにどう導入するのか、主体的に課題発見・解決するための教育カリキュラムとグローバルリーダー育成がどう結びついていくのかについて、茨城県立土浦第一高等学校の海外研修の実施例をもとに、現状と今後についてディスカッションを行います。

開催日時 2015年6月17日(水) 19:00 〜 20:30
定員 25名
場所 東京都新宿区下宮比町1-4 飯田橋御幸ビル4階 i2k知識創業研究センター
主催 株式会社リバネス

■当日のタイムテーブル
19:00-19:05:始めの挨拶
19:05-19:15:グローバルリーダー育成の現状と課題
19:15-19:45:現場の取り組み(茨城県立土浦第一高等学校 照沼裕一教諭)
19:45-19:55:ディスカッション
19:55-20:00:休憩
20:00-20:20:アクティブラーニングを活用したグローバルリーダー育成の今後 (株式会社リバネス 徳江紀穂子)
20:20-20:30:意見交換

■講師プロフィール:
照沼裕一先生
2007年より茨城県立土浦第一高等学校勤務。理科(生物)担当。2010年より茨城県高等学校教育研究会生物部事務局。2015年3月にSEGを引率。

徳江紀穂子
タイ、アメリカ、オーストラリア、日本と世界各地での教育を受けた経験を持ち、タイで3年間、研究員として働いていた経験もある。リバネスでは東南アジアを中心に高校生・大学生向け研修・キャリア講演などを担当。

お問い合わせ: 株式会社リバネス 国際開発事業部 前田 ([email protected])