7/28 リバネス教育総合研究センターの藤田がベトナム国立タイソン中学校で水質調査の研究教室を行います
教育総合研究センターでは、国内外の新しい教育のしくみを作るべく様々な研究を行なっております。昨年採択された、経済産業省による平成 28年度「技術協力活用型・新興国市場開拓事業費補助金(社会課題解決型国際共同開発事業)」である「飛びだせ Japan! 世界の成長マーケットへの展開支援補助金」事業で開発した理科教育プログラムを活用し、センター長の藤田がダナン市を訪問し、タイソン中学校にて独自で研究教室を開催することになりました。
今回行う研究教室は「水質調査研究」です。ベトナムでの下水道の整備は都市部でも20-30%と非常に低い状況になっております。そのため、水質汚染などはかなり課題になっており、それらの課題を解決できるような教育や技術開発が必須となります。そこで、理科教育にもちからを入れようとしている国立のタイソン中学校の要望もあり、ダナン市内の水質調査をおこなうための基礎と研究方法を学ぶプログラムを実施します。
今回の教室の特徴は、単発イベントではなく、ここで研究手法を学んだ後に、学校でプロジェクトチームを作り「水質研究プロジェクト」として地元の中学生が地域の課題解決のための調査にのりだすことです。具体的な地域の課題を学びながら研究を行い、成果を還元する。まさにリバネスが提案しているResearch Based Education の実戦となります。国連が提唱している世界の課題SDGsの一つにも水問題は挙げられており、世界規模の課題解決の一歩を踏み出します。教育総合研究センターではそのような社会課題を解決できるような教育の仕組みを次々に生み出せるような研究を今後も展開してまりいます。
【実施概要】
日時:2017年7月28日(金)14:00-16:00
場所:タイソン中学校 中学2、3年生 20名
内容:水質調査、水質浄化に関する研究教室