研究者倫理・科学論文作成法に関する講座を開講 　10月16日全国に先駆けて大阪大学大学院理学研究科にて実施

　株式会社リバネス（本社：東京都新宿区、代表取締役CEO：丸幸弘）は、近年の研究分野での各種不正を始めとした研究関連トラブルの増加を受け、研究者倫理および科学論文作成法に関して、すべての研究者が備えておくべきベースを養うための研究者育成プログラムを立ち上げました。全国に先駆けて、10月16日より大阪大学理学研究科の大学院生に対して実施します。

　近年の、研究成果の捏造、改ざん、盗用等の問題、また研究費の不正使用に関する問題など、研究者を取り巻く様々な事件が取り沙汰されております。その背景には、欧米各国とは異なる我が国の研究人材育成フローが抱える問題があります。指導教員から一子相伝的に伝達される研究哲学・研究モラルに関する学びは、若手研究者の深い洞察と思想を育むことができる一方で、それらを体系的に学ぶ機会が与えられていないという課題があります。

　そこでリバネスでは、欧米各国での事例も踏まえ、研究現場で必要となる各種素養を身に付けるための一連のプログラムを用意、研究者育成のためのコンテンツとして各大学へ提供することといたしました。
　プログラムでは、研究のあり方や研究倫理について受講者と講師がディスカッションを通して理解を深めるだけでなく、これまでに起こった不正や問題を事例として取り上げることで、不正防止に必要な視点や心構えを身につけることができます。

　リバネスでは、本講座を通じて、研究者の人材育成と研究の発展に寄与してまいります。本講座を取り入れたい大学様や受講したい方は、以下問合せ先までご連絡ください。

＜問合せ先＞
株式会社リバネス 大阪事業所（石澤 敏洋）
電話：06-6261-3450

実施プログラム概要について
＜研究者倫理＞
日時：10月16日（木）、10月23日（木）　13:30〜18:35
場所：大阪大学大学院理学研究科 講義室
1.概要：オリエンテーション／研究者とはなにか
2.研究モラルⅠ
3.研究モラルⅡ
4.科学と社会の関わり
5.企業から見た研究現場
6.科学者とお金
7.ディスカッション

＜科学論文作成法＞
日時：11月27日（木）、12月11日（木）　13:30〜18:35
場所：大阪大学大学院理学研究科 講義室
1.オリエンテーション／科学論文について考え、定義する
2.学術論文の書き方Ⅰデータを取得する
3.学術論文の書き方Ⅱ論文の構成について
4.学術論文の書き方Ⅲ投稿論文の準備
5.査読者との付き合い方
6.研究者として研究を続けるために
7.ディスカッション

＜資料請求・問合せ先＞
株式会社リバネス 大阪事業所（石澤 敏洋）
電話：06-6261-3450