【学校向け】社会と学校を繋げ教育プログラムを開発する「ラーニングクリエイター」育成サービス開始

【学校向け】社会と学校を繋げ教育プログラムを開発する「ラーニングクリエイター」育成サービス開始

株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長COO 髙橋 修一郎)は、学校や教育委員会を対象として、ラーニングクリエイターの育成を目的とした研究会型研修の導入サービスを開始します。ラーニングクリエイターとは、教科書を用いた学びと学外の多様なコンテンツを組み合わせ、生徒一人ひとりのワクワクする感覚を呼び起こし、主体的な行動を促すための教育プログラムを開発することができる教員です。

 

企画背景

社会の変化に伴い、探究学習、STEAM教育、AIの活用など、多様な考え方・ツールが教育界に入ってきています。こうした変化が進む中で、一環して重要視されているのが、生徒一人ひとりの探究する心を呼び起こし、主体的な行動を促すための学びです。そして、このような学びの創出に向けた教員の育成系の開発が今後重要になると考えられます。

リバネスは設立以来、学校向けの出前実験教室、教員向け研修を実施してまいりました。また、現場の教員の方々と大学・企業の連携によるプロジェクトを多数進めてきました。2015年にはリバネス教育総合研究センターを設立し、実践的な教育研究を推進しております。

 

本サービスの概要

本サービスでは、参加者自身のラーニングクリエイター像を言語化し、それを体現していくために、学外の人・企業と繋がりをつくり、連携カリキュラムの開発を推進します。さらに、生まれた成果は外部に発表し、他者からフィードバックを得ることと、成果の普及につなげます。研究会全体を通じて、学校教員とリバネスのサイエンスブリッジコミュニケーターがチームとなって進めていきます。サイエンスブリッジコミュニケーターは、学外の企業や大学研究者とのネットワークや連携ノウハウを有しており、それらを活用することで研究を推進することができます。

また、得られた研究成果を蓄積し、普及のために開示される仕組みもつくります。この仕組みを通じて、学校内もしくは域内において多様な学びが活用できる場の構築を目指します。

以下に本サービスの導入イメージを記載しました。

<導入イメージ:実施期間 約6ヶ月>

ステップ 内容 詳細
1 参加者自身のラーニングクリエイター像の定義 参加者が創りたい学びなどをワークやディスカッションを通じて、具体化します。最終的に2枚目の名刺として、自分が目指すラーニングクリエイター像を定義します。
2 外部を知る機会 大企業、中小企業、ベンチャー企業、研究者など、多様な分野・キャリアと触れる機会に参加し、教員自身が外部を知る・理解する機会を活かします。

<実施内容例>

超異分野学会への参加:分野を超えたあらゆる研究テーマを集め、研究者、ベンチャー、企業、町工場、中高生など異なる立場の視点やアイデアを織り交ぜながら、新しい研究プロジェクトの種を生み出す場です。

リバネス研究費:「科学技術の発展と地球貢献を実現する」ために、自らの研究に情熱を燃やし、独創性な研究を遂行する

若手研究者を助成する研究助成制度です。

学校事例:リバネス研究費大阪明星学園賞

3 外部と連携したカリキュラム開発実践 連携したい外部の探索、交渉、授業作成、実践、評価、連携先へのフィードバックの一連のカリキュラム開発・実践に取り組みます。
4 研究成果のまとめ・発信 取り組んだ研究成果をまとめ、超異分野学会等に参加し、組織内及び組織外に対して発信することで、他者からフィードバックを得ることと、成果の普及につなげます。

事例:学びの環境のリ・デザイン〜世界の課題を解決できる次世代を育てるには?

<ステップごとの事例>

ステップ 学校・機関 事例
1 戸田市教育委員会 戸田市内の小中学校の教頭先生が19名に対して実施。教頭先生一人ひとりがつくっていきたい学びを言語化しました。

<参加教員の声>

・改めて自分の仕事へのモチベーションを確認することができました。

・ビジョンを掲げ、目標達成に向けてワクワクする気持ちを大切にしつつ、周囲と協働することを諦めないようにしていきたいです。

2 郁文館夢学園 超異分野学会へ教員に加え、生徒たちも含めて参加しました。教員の方々にとっては、普段出会うことのない大学・企業の研究者等との接点を持つことができ、生徒たちのやりたいことの一歩を後押しをする繋がりや知識を手に入れる機会となります。

<参加教員の声>

学校外の人と話す機会が少なく、このような場で議論することができ大変刺激になりました。そして、学校に戻ったときに生徒から来た研究相談に対してもより広い範囲で応えられるネットワークをつくることができたと感じています。

3 横浜創英中学校・高等学校 足の専門医である岡部氏が代表を務め、「100歳まで歩ける社会をつくる」をビジョンに掲げる株式会社ジャパンヘルスケアと連携した授業を開発して、実施。

<参加教員の声>

今回の授業で学んだ内容以上のことを生徒が質問しに来てくれました。生徒の多くは、「テストで点が取れないといやだ」という外発的な動機ではなく、「もっと多くのことが知りたい」という内発的な動機に変化していったのだと感じています。

4 大阪明星学園中学校・高等学校 京都大学の研究者と音声認識デバイスを開発するハイラブル株式会社とも連携を行い、生徒の英語の発話分析を実施。その成果を国際学会において発表し、さらには超異分野学会においてパネルディスカッションへ登壇。

<参加教員の声>

外部に足を運ぶことで、予想もしなかった新しい発見があるということを確信しました。今後も自分自身がやりたい授業を起点に、学校外の人を巻き込んで行きたいと感じています。

お問合せ

株式会社リバネス 教育総合研究センター(担当:中島・前田)

E-mail:[email protected]

TEL:03-5227-4198