世界で一番細い注射針を発売開始 テルモ

痛みの少ない針というのは、とにかく細い針なんだそう。

痛点を避けるナノパスニードルⅡ人間の痛点というのは、1平方センチメートルあたりに100〜200個存在しています。これを割けるためには、できるだけ細い針が求められ、テルモはそれに挑戦しているのです。

針の痛みなんて、我慢できるじゃない。というのは健常者の意見。糖尿病や、ホルモン異常、ワクチン注射等を行わなければならない患者さんの負担を軽減するという、意義深い技術開発だと言えます。糖尿病患者で一日に数度インスリン注射を行う患者数は日本全国で100万人もいる。

ナノパスニードルⅡ今回テルモが開発した、ナノパスニードルⅡは、直径がなんとわずか0.18mm。すごくないですかこれ。

この細さにすることによって傷口を小さく・浅くできるとのこと。

そして画期的なのは、針の先の形状です。

皮膚に入りやすくするために、アシンメトリーエッジという形を採用。針は従来、突き刺すものだと考えてきましたが、このカタチによってカミソリのように肌を切って、皮膚に侵入するということになっています。

どうやってつくっているのか、エンジニア視点ではそこが気になってしまうのですが、とても意義深い商品になっています。素敵ですね。