【読物】世界は大きな職員室! 〜先生を「支え抜く」新しい仕組み創りに挑戦〜(vol.20)
世界は大きな職員室!
〜先生を「支え抜く」新しい仕組み創りに挑戦〜
株式会社LOUPE CEO 浅谷 治希 さん
「さて、来月の授業の資料を作らなくては」WEBで「SENSEI NOTE」にアクセス。「この北海道の先生が考えた図は分かりやすいな。アメリカの先生はこんな教え方をしているのか」。SENSEI NOTEを使って世界中の先生達のアイディアを参考に新しい教材を作る。未来ではこんなことが普通に行われているかもしれません。世界中の先生同士を『つなげる』プラットフォームを作り、先生をサポートする仕組みを創るために立ち上がった会社があります。株式会社LOUPE、その代表の浅谷さんにお話を伺いました。
新しい『つながり』が生まれる場所
SENSEI NOTEは、先生同士が『つながり』をもち、意見交換できる『場』を目指したサービスです。教育関係者が登録すると、授業動画や板書計画などを共有することができます。また、授業にとどまらず、進路指導など、先生ならではの悩みやメッセージも共有されています。サービスの中核をなすのはワンクリックでビデオチャットができる機能。離れた環境にいる先生がつながり、ちょっとした座談会を開くことも可能になりました。例えば、深夜に浅谷さんを交えて教育について議論することもあったそうです。「会議や勉強会というと堅苦しくなってしまい、意見が出なくなりがちです。むしろ居酒屋で隣の人と打ち解けて語り明かすように、本音で意見をぶつけあえる『場』を創り、新たな知恵が生まれる場所にしたい」と浅谷さんは語ります。
熱い気持ちを持った先生をサポートしたい
浅谷さんが先生をサポートしたいと考えるようになったのは、先生の道を歩む高校時代の友人との再会がきっかけでした。「『生徒がどんどん成長していく様子にワクワクして仕方がない』と笑顔で語る友人を見て、本当に感動しました」と浅谷さん。一方で、先生がおかれている環境は非常に特殊で困っているということを知りました。「教育現場では自分も同時に授業をしているため、他の先生の実践を見て学ぶことは難しく、先生の業務は部活動など多岐にわたるため、時間的余裕もない」。友人の声をきっかけに、自分にできることはないだろうか、という想いが湧き起こりました。そして浅谷さんは株式会社LOUPEを立ち上げ、まずは先生同士がつながり、学び、話し合う場を作ってサポートするためプラットフォームSENSEINOTEを立ち上げたのです。先生を「支え抜く」
仕組みを創るチャレンジ
このサービスはまだ始まったばかり。現在テスト版が公開され、先生から「こんなサービスを待っていました!」といった喜びの声が返ってきています。浅谷さんたちは「こんなサービスを加えたらどうか?」とアイディアを追加し、先生からの評判がいいものを残していくことを繰り返しています。ビデオチャットもそのようにして追加され、活用されています。現在、新年度の正式リリースを目指してさらに良いサービスを創っている最中です。 先生がより生徒に集中できる環境づくりが未来の教育の形をつくるかもしれません。まずはSENSEI NOTEにアクセスし、先生同士の新しいつながりを築いてみてはいかがでしょうか。
事前登録を受付中! 順次テスト版へ招待しています。SENSEI NOTE HP: http://senseinote.com |