2015.09.16 Wed

【沖縄】BeAGRI 沖縄教育セミナーを実施しました！

2015年9月13日(日)、BeAGRI沖縄教育特別号の発刊を記念して、リバネス沖縄事業所にて「BeAGRI教育セミナー」を開催いたしました。今回は「生物研究を発展させよう」をテーマに実施し、高等学校、工業高等専門学校、中学校、小学校の先生が6名参加されました。

紹介事例1として、教育開発事業部の伊地知より、全国や沖縄ともに生物分野の課題研究が多いという傾向や、年々増加するDNA解析を活用した事例、中でも「系統解析」が多い傾向などについて紹介しました。具体例としてタンポポのDNA鑑定を取り入れた広島県の高校の課題研究事例を取り上げ、、生徒の素朴な疑問からDNA鑑定へと至った経緯や、解析を取り入れた流れなどについて紹介しました。また、DNA解析の始めるさいの調べる項目や外部サービス活用の流れ、沖縄県内でDNA解析をしてくれる研究機関の紹介も行いました。

紹介事例2として、地域開発事業部の岡崎より「教育ツールとしての研究」と題して研究を進めるプロセスで学べることについて、「東北バイオ教育プロジェクト」を事例に紹介しました。特に、「研究を実験という名の作業にしてしまうこと」について注意を喚起し、「研究テーマを自分で見つけて提案するという研究の入り口、研究成果を社会につなげるという研究の出口」の重要性についての話に、多くの先生が感心している様子が見られました。

後半は、先生から持ち込まれた「ガジュマルと寄生蜂の研究」「安謝川の生物相調査」「億首川と本島内のマングローブ林のある川の水質調査」などのテーマについてディスカッションし、DNA解析を活用した発展や、研究の入口と出口をどう設計するか、子どもが自発的に研究を進めるようになるための上手な問いかけ方などについて意見を出し合いました。