〔リバネスセンシズ〕変革する教育を先導するリーダー(後編)

〔リバネスセンシズ〕変革する教育を先導するリーダー(後編)

リバネスセンシズでは、リバネスメンバーのインタビューを通して、そのパッションを紐解き、実現しようとする個々の未来像をお伝えします。

森安 康雄(もりやす やすお)

 

(聴き手:佐野 卓郎)

学びを追求する森安さんが、初の第三新卒としてリバネスに参加し始めたのは 2017年春のこと。多くの知識と経験、そして強い好奇心を持って、すでに多くのプロジェクトにコミットしている。
そんな森安さんに、最近のことを聞いてみた。

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佐野:初の第三新卒として、リバネスに来てみてどうですか?

森安:普通の会社だと、年上の人が重要な部分を担うでしょう。社会人経験っていうのがあって、知識もノウハウもあって、仕事のバランスもとれていますからそれでいいんだと思います。
一方で、知識をベースにしたリバネスという会社には、博士がたくさん集まっていますが、それって、世界で一番その分野に詳しい人間が集まっているってことですよね。「その分野には何も言わせないぞ」というひとばかりでしょう。そんな人たちが、研究者としての経験を共通項にして、組織をつくっているわけです。会社のあり方が全然違うんです。

佐野:他社のことをあまり知らない我々には、普通のことなんですけどね。

森安:すごくおもしろいですよ。例えば、睡眠について各専門領域から世界最先端を語れる社員がこんなにたくさんいる、農業でも同様です。こんな会社ないですよ。

佐野:まぁ、知識が集まっていて、たくさんの企業や研究者がそれを活用しようとしているのは確かですね。

森安:近年、イノベーションが求められています。40年前だったら大型の装置を駆使し、たくさんの費用を掛けてイノベーション創出を目指したと思いますが、今はスマホで十分。こういった環境の変化によって、お金とか物ではなく、知識でイノベーション創出の壁を突破できるんだと、リバネスにいると実感しますね。

佐野:そんなリバネスに来て、森安さんの今後やりたいことってなんですか?

森安:私はこれまで教育事業に携わってきましたが、教育は、裕福であるとか、充実した地域に住んでいるとか、そういう恵まれた環境が供与するものではなくて、すべてのひとの未来に役立つものであってほしいと考えています。
地域にあるあらゆる資源を活用して、そこに暮らしながら、そこでしかできない研究をして新たな発明を生み出していくような、そんな地道な活動を広げていきたいと思います。
地域では、少子高齢化や限界集落などの課題が叫ばれつつあります。こうした課題を知識やイノベーションによって解決するひとを育てていきたいと思います。
まぁ、やってみないと分からないけどね。

 

大企業で培った経験と知識をもってリバネスのようなベンチャーに参戦する森安さん。共有できるビジョンと情熱があれば、組織の大小や形は関係ないのだ。むしろ、それぞれで培った異質な知識が融合を果たすことで、未来は固定化されず、よりユニークに魅力的に広がっていくのかもしれない。森安さんが加わったことで、リバネスの熱量はさらに高まっている。