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〔リバネスセンシズ〕「感じ得るもの」を突き詰める研究者(前編)

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リバネスセンシズでは、リバネスメンバーのインタビューを通して、そのパッションを紐解き、実現しようとする個々の未来像をお伝えします。

井上 剛史(いのうえ つよし)
博士(農学)

専門分野:農芸化学、植物の代謝

(聴き手:佐野 卓郎)

柔らかな人柄からメンバーに愛されるひとがいる。井上剛史(いのうえ つよし)さんは、京都大学を卒業、同大学院を修了してリバネスの門を叩いた。自分のビジョンに集束したベクトルを持たず、興味の範囲を波紋状に広げながら、広がりの方向性や重なりを見極めつつ自身の進む道を選んできた。今回は、そんな井上さんにインタビューをしてみた。

佐野:井上さんって子供の頃はどんな人だったんですか?

井上:子供の頃から本が好きで、よく本を読んでました。星や星座などに関する本は大好きでしたね。あとは自然や環境などにも興味を持っていました。私が高校の頃は、メディアなどでもよく環境問題が取り上げられていましたから。
だから、大学も「自然環境」みたいな枠組みで選んだんです。でも具体的にどうしたいとかいうビジョンはなく、ぼんやりとしていました。

佐野:学生時代はどんな研究をしていましたか?

井上:学部時代は未利用資源の活用などをテーマにしていましたが、修士以降は柑橘類の代謝産物の合成酵素の研究をしていました。博士課程では、温州みかんの代謝産物がどう蓄積しているのかについて研究をしていました。

佐野:だんだんと研究テーマが収束して深くなっているんですね。

井上:修士に入り留学していたとき、「どんな研究をしたいか?」と研究室から連絡がきました。私は、生活環境中にある植物は人にどんな効果や影響があるかを研究したいと答えました。例えば、森林浴などの効果を知りたかったんです。そうしたら、先生から「植物の成分でアプローチしてみたらどうか」と言われたのが、私の研究の始まりでした。

佐野:リバネスは、どこで知りましたか?

井上:リバネスが発行する冊子「incu・be」や「研究応援」が研究室に届いていて、求人やリバネス研究費の記事をよく見ていました。先生がリバネス研究費に採択されていたこともあって、会社の名前だけは知っていました。

佐野:リバネスといえば「研究費の会社」っていう印象でしょうか?

井上:当時はよくわかっていなかったと思います。なんの会社とか、気にもしていませんでした。

佐野:そんな、よくわからない会社にどうして入社したんでしょうか?

井上:実は、私は博士後期課程を5年半も掛けて修了しています。研究の意味など色々と考えてしまって。そんな私が、簡単に企業なんかに就職はできないだろうなぁと思っていました。だから、9月に卒業して10月以降、就活強化月間にしようと考えて職探しを始めたんです。
私は、できれば研究に関わるような仕事をしたいと考えていました。これまでやってきた研究に新しいことをプラスした活動をしたい。候補には商社など色々とありましたが、「分野や活動の範囲を広げていきたいのであれば、リバネスがあっているのではないか」と先生に勧められました。これまで何となく知っていたリバネスの名前を、改めて意識することになったんです。
ちょうど、大阪でビジョナリーカフェを実施するということを知り、参加することにしました。

 

後編

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