キャリアディスカバリーフォーラム2019パートナー企業12社決定！

　株式会社リバネス（本社：東京都新宿区、代表取締役グループCEO：丸幸弘）は、人材応援プロジェクト（※）の一環として、若手研究者・学生の新たな研究フィールドを産業界に発見する場である「キャリアディスカバリーフォーラム（CDF）」を2017年より開始し、今年で3年目を迎えます。

　これからの時代において、仕事の定義が「生産性向上の追求」から「創造性の発揮」へと変化していく中、私たちは、社会に存在する課題を発見し、試行錯誤を繰り返してその解決策を見出す研究的思考こそが、創造性の鍵になると考えています。
　近年では、企業のコングロマリット化が進み、既存の事業領域の延長線上にない異分野の課題が大量に舞い込むようになりました。このような課題を解決し、事業領域を拡大するためには、研究的思考をもった若手研究者や学生を仲間として迎え、自社の技術やノウハウと融合しながら、新たなチームで前例のない研究開発・事業開発に挑戦することが重要となります。しかし、既存の採用の仕組みの中では、若手研究者・学生と企業人材がお互いの解決したい課題や目指すビジョンをぶつけ合い、共感し合うチームを形成できる場は存在しません。

　そこで、キャリアディスカバリーフォーラムでは、「新たな研究のフィールドを産業界に発見する」をコンセプトに、若手研究者・学生が新たな研究キャリアを発見できる出会いの場を創出します。CDFでは、研究内容ではなく「社会の中にはどんな課題があるのか」や「どのように社会に貢献する研究者になりたいか」といった内容を軸にコミュニケーションを図ることで、既存のイメージ・分野にとらわれない、越境的な出会いを加速し、フォーラム実施後も継続的な関係性を構築します。

昨年開催したCDF2018には、全国から203名が参加し、10のセッションと6のトレーニングワークショップの実施、32の企業ブースで活発なディスカッションが行われました。参加した若手研究者たちは、今まで触れたことのない領域の企業やベンチャーのビジョンに共感し、フォーラム実施後にインターンシップや人材採用につながるなど、研究者の新しい生き方を生み出し続けています。

　2019年6月22日（土）に開催するCDF2019では、これまで以上に参加者と企業の関係性を深めるため、当該活動に共感し、協働いただけるパートナー企業12社を決定いたしました。CDFをきっかけとして、従来とは異なる研究人材のインターンシップ新規開発や採用プログラム構築などを推進いたします。

（※）人材応援プロジェクトとは
　リバネスでは、科学技術をわかりやすく伝えることで異分野の知を融合して社会課題を解決できる人材を育てる活動として「サイエンスブリッジリーダー育成」、若手研究者と企業が互いに「新たな活躍の場を産業界で発見し合うことで今まで触れたことのない領域の人材採用を加速する場「キャリアディスカバリーフォーラム」を開催しております。これらの取り組みは、アカデミアの若手研究者だけではなく、企業の研究者にとっても成長機会であり、双方に効果があります。このように「分野の枠を取り払い、異分野の人を応援することで自らも成長する仕組み（共育）」をベースとした取り組みが、人材応援プロジェクトです。今後もリバネスでは「科学技術の発展と地球貢献を実現する」という理念のもと、新しい人材育成・採用の場を作ることにより、人類を一歩前に進めるための取り組みを推進してまいります。