ビタミンB群の仕事をのぞいてみよう(サイエンスポスター)

ビタミンB群の仕事をのぞいてみよう(サイエンスポスター)

杏林製薬株式会社では、
育ちざかりの中高生に、自分たちの身体をつくるための食事の大切さや栄養素についてもっと知っていただきたいという想いで、
中高生むけサイエンスポスターをつくりました。

ビタミンB群(葉酸、ビタミンB、ビタミンB12)を軸に、理科、家庭科、保健体育の授業で活用できる内容となっています。
ぜひ、理科室、家庭科室、保健室の前にこのポスターを貼って、たくさんの中高生に見ていただき、
また、たくさんの先生にこの内容をお話して いただきたいと思います。

 

関連単元

生物:細胞と分子
生物の授業で扱う、細胞分裂におけるDNA合成、タンパク質合成に必要な補酵素の一つとして紹介

家庭科: 科学と調理
ビタミンと身近な食品について紹介。どのような食品に葉酸などのビタミンB群が入っているか、具体的な調理法まで紹介。妊娠と葉酸の関係を紹介。

保健体育:生涯を通じる健康
妊娠時の葉酸の大切さを紹介。また、部活などスポーツ時の貧血防止に役立っていることなどを紹介。

 

ポスターのダウンロードは以下からどうぞ!
以下の画像をクリックすると、新しい画面でPDFが開きますので、そのPDFを保存してお使いください。(2096バイト、大きさはA3)

 

【教材の監修にご協力いただいた、瀧本秀美先生(国立健康・栄養研究所 栄養教育研究部長)からのメッセージ】

たくさんの先生に語ってもらうことで中高生に食の正しい知識を!

今、中高生はカロリーやダイエットに関心が高く「もっと痩せたい」、「これ以上太りたくない」と考え、1日2回しか食事をとらない子や、ご飯やパンなどの炭水化物を食べない子が増えています。
しかしこれでは、身体が低栄養状態となり免疫力が低下し、風邪をひきやすくなったり、病気にかかりやすくなったりします。
また、部活動などで激しい運動をする生徒では、カロリーの必要量が摂取量を上回っているのに、食事量が十分でないために思ったように身体が動かない場合がみられます。
それどころかその原因が食事にあるとは考えずに、さらに激しいトレーニングをして貧血を引き起こすという悪循環に陥っている事が多いです。
また別な問題として、低栄養状態の女性が増えたことから低体重で産まれる赤ちゃんも増加し1975年では男4.7%、女5.5%だったのが、2011年では男8.5%、女10.8%と倍増しています(平成23年度厚生労働省人口動態統計より)。
そのため、中高生のうちから自分の身体のことや、身体をつくる食事について興味をもってもらうことが重要です。
こういった内容を、教科を飛び越えて、たくさんの先生に語っていただくことで、中高生の食への関心を引き出し、正しい知識の定着が図れるのではないかと期待しています。