日本人の知的好奇心の無さは異常

日本人の知的好奇心の無さは異常

先日は、OECDのPISAテストの結果について紹介した。

今回は子供たちではなく、大人についての話題である。

国際成人力調査で優秀だった日本の欠陥がまた判明

設問「私は新しいことを学ぶのが好きだ」に「とてもよく当てはまる」か「よく当てはまる」と回答した日本人は43%しかなく、米国人の81%とは大きな開きがあります。

これ凄いですよ。

引用元には、年齢別の知的好奇心についての質問の回答割合がグラフになっています。

curio

 

 

両国とも,若年層のほうが知的好奇心が高く,年齢を上がるにつれてそれは萎んでいきます。これは生理的な側面も含んでいますが。2つのグラフをみてどうでしょう。日本の20歳の好奇心は,スウェーデンの65歳とほぼ同じではありませんか。via データえっせい

日本人の知的好奇心の無さは異常

サイエンティストからすると、ふしぎで、わからないことがあって、それを探求している人種なので信じられないかと思いますが、いや、僕自身もこの結果は信じられないのですが、日本人の知的好奇心の無さは異常。

これだけ情報・モノが溢れてしまうと、その生活に満足してしまうのでしょうか。

草食どころじゃありません。

でも、本当にそうだろうか?

大人に対する質問はこれだ→「私は新しいことを学ぶのが好きだ」

なぜそんなに新しいことを学ぶのが嫌いなのだろうか。受験勉強の弊害か?

仕事にしろ、趣味にしろ、新しいことを学び、よりうまく出来るようになるというのは、楽しいことなのではないかと私自身は思う。

周りの大人達はどうだろうか。

思考停止に陥り、今あるもので残りの人生を生きようとしていないか?

そういう人はボケるのも早いだろうなぁ。医療費の高騰が本当に心配である。

知的好奇心を揺さぶる様な生き方を普及させることは、日本の未来にとって重要なファクターのようである。

今こそ研究者の持つ探究心を、日本国民にシェアすべき時ではないだろうか。

追記
アンケート結果は、国民性がおおいに影響しているというのは承知の上です。
その事を踏まえても、こういう答えを出すのが普通、みたいな思考パターンは日本のためにならないんじゃないかなという提案。