実験の王道! 人工イクラを作ってみた〜ダイゴの大実験
こんにちは。ダイゴです。
今回は夏休みも近づいてきましたので、小学生から簡単にできる実験を紹介します。
様々な実験教室での王道「人工イクラ」づくりです。
イクラを食べたことがあると思いますが、実は安いイクラは人工的にに作っているものがあります。食品や化粧品として使われている、わかめのヌメヌメ成分でもある「アルギン酸ナトリウム」を、食品添加物に使われている「塩化カルシウム」溶液にいれるという簡単な方法です。アルギン酸ナトリウム溶液に塩化カルシウム溶液をいれると、アルギン酸カルシウム溶液になり、水に解けずにカプセルになってかたまります。実際はもう少し複雑なのですが、今回は簡単にできる方法を紹介します。
この人工イクラは「マイクロカプセル」という形で、身近なところにつかわれています。
例えば、最近はやりの「こすったら消えるボールペン」にもマイクロカプセルが入っており、こすることでインクの色を消す成分がカプセルから出て色を消します。また、長持ちする香りや味もマイクロカプセルを使っています。色々なマイクロカプセルの応用を調べるのも面白いですね。
【材料】
アルギン酸ナトリウム 20g (化粧品や食品材料として売られています)
水 500g(ペットボトルに入れる)
食紅
塩化カルシウム 20g(消臭剤などに使われています)
水 100g(プラスチックコップに入れる)
スポイト
【方法】
ペットボトルの水にアルギン酸ナトリウムを小さじ2杯入れます(4%程度)いれます
よくふって溶かします⇒アルギン酸ナトリウム溶液の完成
食紅などで色をつけます
水100gに塩化カルシウムに大さじ1杯(15g)程度いれます(10%以上の濃度がないと、かたまりません)
よく混ぜます
アルギン酸ナトリウム溶液をスポイトでたらすと、丸い粒ができます。
※食べ物ではないので、食べないようにしてください。