自給率200%プロジェクト

社内自給率、200%を目指します

リバネスが考える「食料自給率」

通常、食料自給率の指標として扱われる「供給熱量ベースの総合食料自給率」。その数字は、2024年時点で38%と発表されています。その賛否はともかくとして、私たちの自国の農業を活性化したいという気持ちは変わりません。
私たちは、社員による年間の食料消費量を算出し、その倍量をさまざまな生産者の方々と生産することで、社員の家族や友人にも提供することを考え、「食料自給率200%プロジェクト(通称「自給率200%プロジェクト」)」を立ち上げました。

 

まずはお米から

リバネスでは2008年度より、自給率200%プロジェクトの一環として、千葉県市原市にある「さんわ担い手組合」様のご協力のもと「お米」の生産に着手しました。(2010年から2年間は、ウェブショップ「lvns shop」での販売も行っていました。)

その後の広がり

自給率200%プロジェクトは、その後、お米以外の穀物、野菜、畜産物などに広がっていきました。

植物工場プロジェクト
株式会社リバネスでは、2008年より「食糧問題の解決」が期待できる科学技術のひとつとして、植物工場の研究開発を進めてきました。水耕栽培による葉物野菜のほか根菜の栽培研究も行ってきました。

福幸豚プロジェクト
沖縄を舞台にブランド豚『福幸豚(ふくゆきぶた)』の開発・生産・販売を行いました。大宜味村産のシークワーサーの搾りかすとパンや米などの食品残渣を配合した新規開発のエコ飼料(エコフィード)で育てることにより、口溶けのよくさっぱりとした脂が特徴の豚を生産することに成功しました。

「ゆめちから」栽培研究プログラム
日本の小麦の食料自給率は12%、その中でもパンに使用される強力小麦は3%程しかありません。強力小麦は品種改良の歴史が浅く、また高温多湿の環境を苦手としているため日本では育ちにくいとされてきました。そんな中、研究され生まれたのが「ゆめちから」という品種です。高品質で安定した収穫ができるため、広い地域での栽培が期待されています。本プログラムでは、日本の小麦生産を増やし、日本の小麦で作ったパンを広めたいという「ゆめ」に次世代研究者が挑戦します。

宇宙教育プロジェクト
国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」を活用したRBE(リサーチベースドエデュケーション)プロジェクトです。このうち、第2回および第3回宇宙教育プロジェクトでは、食品にもなる大豆・トマト等の種子を宇宙に打ち上げ、その後、次世代研究者とともに栽培研究を行いました。大豆ではその後、宇宙大豆味噌やクッキーなどが開発・販売されました。